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第14回GTD勉強会ログ ~基本に戻って概要だ!~

今回のテーマは「基本に戻って概要だ!」でした。

今回の勉強会は、初心者向けだったので、最近はじめた人が多かったです。とはいっても、おおよその概要は皆さんご存知だったので、今回は実践でつまづきやすい部分のフォローに焦点を絞りつつ概要を紹介しました。フォローに関しては主に下記の2点+補足1点です。

  • GTDは、どちらかというと数に焦点がおかれている
  • 実行する時はやる気をあてにするな
  • 社会人1~2年目は別のことを考えよう

 

GTDは、どちらかというと数に焦点がおかれている

GTDだけではないと思うのですが、タスク管理ツールは最初の使い勝手のよい時期から、途中からタスクが消化できない状態になります。その理由はいくつかあります。GTDの場合は、状況が合わないということが理由に挙げられます。それで、上記の見出しのことを説明しました。

GTDはどちらかというと、いっぱい持ちすぎる仕事をどう切り盛りするかがメインです。いっぱいの場合はよく働くのですが、これが少なくなると動かなくなります。その結果、次のような状態になります。

GTDは、忙しい時は上手く働きやすいが、忙しくないと上手く働かないことがある

忙しい時は、時間が少ないことも手伝って、思った以上に仕事に手をつけられます。しかし、忙しくないとそうではなくなってしまい、手をつけられない場合があります。もちろん、タスクが難しすぎて手が出しづらいということもありますが。

ひとまずは、GTDがうまくいかない場合もある、というのを理解してもらえればと思って、こういった話をしました。

 

実行する時はやる気をあてにするな

じゃあ、GTDが動かずに実行できなくなった場合はどうするのか? もうぶっちゃけこれは「実行する」しかないんですよね(笑)。 で、健やかな時も忙しい時もGTDをやってきて思ったことの私の結論としては、以下の通り。

やる気があるのと実行できるのとは、別問題。

ぶっちゃけ、やる気があるなしに、仕事が実行できるかどうかは関係あるようで関係ないです。特にそう思ったのは、仕事がヒマになった時。とにかくやる気が出ない。やる気がでないから、ちょっと他のことをやってやる気が出るのを待つかー、て思ったりするわけですよ。で、実際別のことしたりするんですよ。しかし、やる気でねー! で、考えました。

そもそも、やる気をあてにするから駄目なんであって、やる気がなくても実行しなきゃいけないものは実行しなきゃいけないんだ、と。ただ、やる気がある状態で実行できると、とても気持ちがいいんですね。それは理解できます。でもやる気を引き出すには、いろいろ大変です。ライフハックになるぐらいですし。ちなみに、私はそんなライフハックを実行するのが面倒くさい派。これじゃどうしようもありませんね。

で、ハタと気づいたのがネクストアクション。ネクストアクションは実行しやすいように、次に実行する最初の第1歩を書いています。これってよくよく考えたら、自転車に乗るための、サドルにまたがるためのようなもんなのかなーと。でも、サドルにまたがるのにやる気もへったくれもありませんよね。

つまり、GTDのネクストアクションも、うわ、これはしにくい! と思ってやるようなものは書かずにどれでも手をつけられそうな、結構曖昧な文章をネクストアクションにもってくるのもアリかもしれないってことです。以前、アクションの下に手順という概念を紹介しましたが、ここで説明しているのは、ちょうどこの手順となる第1歩を用意することです。

実際にはどんなのか? たとえば関係資料のショートカットを押すことだったり、URLを開くことだったり。これぐらいだったらまぁ実行してやらなくもない、程度のものです。

まーそんなんで、やる気が出るまで待ったりするのに時間を浪費する以外の方法として、とっとと実行するのもいいんじゃないかなと思います。とはいっても、それができたら、私もこんなにブログを書くのが遅くなってないので、あんまり説得力はありませんね。…… 。

とととりあえず、GTDはやる気を管理してくれません、怠惰も解決してくれません、ってことで、GTDにも限界があるのも理解してもらえればなー、といったことだったり、やる気をあてにせずに実行できるものが用意されているのが、ネクストアクションの意義の一つでもあるかもよ、といったことだったりが、この項目の主旨でした。

社会人1~2年目は仕事の枠を考えよう

で、最後に社会人1~2年目の人の仕事管理について。実は今回は嬉しいことがあって、同じ会社の人が参加してくれました! その人が社会人1~2年目ということもあって、今回補足として追加します。

GTDは正直言って、仕事もこなせられるようになって、自分から仕事を作ったり他の人から仕事を作られたりして、複数仕事を抱えてしまって激しく困った人の最適解です。だから、社会人になって1~2年目で、そんなに忙しくないならば、GTDしなくてもいいんじゃないかな、と思うかもしれませんし、勉強会でもそのようなコメントがありました。個人的には、確かに、と思う反面、そうかな? と思ったりもします。

そうかな? と思ったのは、仕事が忙しくなったと気づくのが難しいからです。仕事が忙しくなるのは徐々にであって、正直忙しくなった、と思った時には大概手遅れなことが多いです。少なくとも私はそうでした。しかも、結構簡単なことから複雑になってくんですね。最初はミーティングがいろいろ追加されたり、それから他の人とのやり取りが増えたり。こんな単純なことで、一気に混沌を迎えます。いつそうなっても大丈夫なように、今からGTDを習慣づけておくのはいいかな、と思い、「そうかな?」と思ったワケです。

一方、確かに、とうなずいた部分は、その仕事の部分の枠つくりが曖昧なんじゃないかな、と思ったからです。GTDのプロジェクトでは、一般に指し示されるプロジェクトと同様、スタートとエンドをきっちり作ることが大切です。社会人1~2年生では、このプロジェクトは上司だったりリーダーだったりから、渡されるものです。そして2年目以降から徐々に自分で定義して、行動できるようにしていく必要があります。

その枠がうまく作れてないのなら、GTDをするのもなー、というのがあって、それで「確かに」という感想に繋がってます。勉強会中ではやっといた方がいい、とは言いましたが、今の気持ちは、GTDよりもその枠作りを気をつけるべきかなぁ

第13回GTD勉強会ログ~6つのレベルで仕事をレビューする(詳細編)~

第13回GTD勉強会でのテーマは、6つのレベルで仕事をレビューしてみよう!でした。前回はやった内容の概要を紹介しました。今回は手順の詳細とポイント、それから勉強会での反応について紹介します。

勉強会で行った手順

前回のおさらいです。

1.Projectリストを洗い出す(10,000フィート)
2.責任/役割でProjectを分類したりラベリングしたりする(20,000フィート)
3.他の責任から足りないものを洗い出し、それに対するプロジェクトを考える(20,000フィート)
4.3万フィート~5万フィートの質問に答える(30,000~50,000フィート)
4-1 会社の長期的な目標は何か。その目標に寄与するために自分がやるべきプロジェクトは何か。
4-2 自分の長期的な目標は何か。その目標を達成するためにどんなプロジェクトをやるべきか。
4-3 将来起こることで、行動の選択肢に影響を与える可能性のあるものは何か(引越・転職等)。

今回は、その詳細について紹介します。

2.責任/役割でProjectを分類したりラベリングすることについて

今回の手順の中でポイントになるのが、この作業です。この作業をすることで、プロジェクトの単位から、もうひとつ大きめの単位で取り扱う見方に切り替えます。

Projectリストだと結構似た目的があったりします。その目的をまとめるのが3の手順です。そうやって分類することで、複数のプロジェクトがある一つの目的に対して行っていることがわかります。例えば、部屋に掃除機をかける、ゴミを捨てる、家の電気をつけかえる、といったようなProjectがあったとします。それらは別々のプロジェクトですが、家の管理をするためにしているという点では共通です。その共通するものが、ここで言う責任・役割というものになります。

3.他の責任から足りないものを洗い出し、それに対するプロジェクトを考えることについて

2.の作業で、プロジェクトの上段階でものを見るのに慣れたら、今度は足りない分野や責任・役割についてプロジェクトが割り当てられているかを考えます。勉強会だと、資格を取りたいと思っていたけれども、肝心のプロジェクトがなかったりすることがあったりしました。

その一方で、健康に関するプロジェクトがなかったけれども、自炊に努めていたりと、プロジェクトにならなくても心がけている人もいます。こういうような、自分から率先して何かが行われている場合は、プロジェクトにしなくても問題ありません。

4.3万フィート~5万フィートの質問に答えるについて

2.と3.の手順を行ってから、この4.の手順を行います。質問は以下3つです。

4-1 会社の長期的な目標は何か。その目標に寄与するために自分がやるべきプロジェクトは何か。
4-2 自分の長期的な目標は何か。その目標を達成するためにどんなプロジェクトをやるべきか。
4-3 将来起こることで、行動の選択肢に影響を与える可能性のあるものは何か(引越・転職等)。

この3つは、今までの手順を行わずに実行すると、なかなか答えるのが難しいかもしれません。もちろん人によってはそうではない人もいると思いますが。それを、プロジェクトリストから役割・責任を考えることで、考えやすくし、そして最終的に、これらの質問に答えられるようにしています。

今回は3万フィートから5万フィートまで一緒くたにして行っています。初めての場合は、本にもある通り、この3つの質問を答えることで十分だと思います。「ストレスフリーの整理術」では、この3つの質問の後ろの文章に、追加の質問もあるので、トライしてみるのもいいかもしれません。

これらの手順を行うことで、自分全体で担っている役割や責任、会社全体から担っている自分の役割や責任を、自覚することができるようになります。

勉強会での反応

さて、勉強会での反応でしたが、面白い結果になりました。

  • 思ったよりもできた
  • 分類した内容に漏れがあったりした
  • 4の質問にも答えられた
  • 4の質問に答えられたのは、プロジェクトのリストがあったからかも

結構イケるじゃん!という反応なのでは、と思います。個人的には心配してたんですよ、4.の作業でつまづく人がいたらどうしようとか。でも、皆がみんな、4.の質問にも答えられていたし、作業についても高いハードルではない、という雰囲気でした。とはいっても、そのハードルが高くなかったのは、プロジェクトのリストがあったから、というのが関係しているのを理解していました。

ちなみに、参加者のGTD歴を見ると、バラバラなんです。

  • 本を読んだだけで、7つの習慣は慣れている
  • GTDを始めてから1週間
  • GTDを始めてから2~3ヶ月

ちなみに、私が始めてやった時は、GTDを始めて半年経った程度です。是非、この作業はやってみてほしいです! GTD勉強会も時々折り込んでいきたいと思います。

第12回GTD勉強会ログ 補足

最近の勉強会では、GTDで困っていることを聞かせてもらっています。勉強会中にコメントするようにしてるんですが、今回は時間がなかったので、ブログでコメントします。

第11回では瀕死で顔色が悪く、やらなきゃいけないタスクを思い出してはまともに睡眠できなかった人が、血色よくなり最近ではぐっすり寝られるようになったと第12回で連絡してくれました。私も藁をもつかむ気持ちでGTDをはじめたので、こういう役に立った話を聞くと、とても嬉しいです。

困ったこと一覧

  • (1)終わらないToDoはどうすべき?
  • (2)アイデアのまとめ方はどうするの?
  • (3)GTDに飽きました
  • (4)週次レビューができてない
  • (5)Inboxが大変なことになっている!
  • (6)Somedayが増える
  • (7)GTDのやり方が雑になってきた

今回聞いた困ったこと一覧は上記のとおり。下記にコメントというか思ったことを出してますが、参考までにどうぞです。

(1)終わらないToDoはどうすべき?

ToDoが終わらない状況というのは、いくつかあります。今回の質問でどのようなToDoに困っているのかがわかりませんが、考えられる理由は以下のようなものがあると思います。

  • ゴールまでのアクションが明確でない
  • ゴールが明確でない
  • そもそもする必要がない

どうして進まないのかというと、何か作業を行う必要があるのにそれがされてないわけです。じゃあ、なぜその作業が洗い出せないのかというと、向かうべきゴールが明確でないからです。じゃあなぜゴールが明確でないのかというと、そもそもする必要があるのかどうかがクリアになってない、という場合が結構あるんですね。

これは、処理ステップのワークフローの一番最初のステップである「これは何?」という質問がうまく機能していないことから起こります。正直、この項目があることすら忘れてしまうわけですが、このように進まなくなった場合は、処理ステップに戻ってToDoの項目自体を見直すのもいいかもしれません。そして、必要かそうでないか見極め、必要ならば次のアクションを決めるとよいかと思います。

(2)アイデアのまとめ方はどうするの?

この質問だと二つの可能性があります。

  • アイデアをどのようにまとめて管理するのが妥当か?
  • 収集したアイデアを一つにまとめて何かを生成するにはどうしたらいいのか?

前者については、一つもしくは二つのシステムに保存していくのがよいでしょう。電子的ツールならば、Evernote等があります。アイデア系のデータの保持部分についてはPoICの考え方が役に立つと思います。ただ、PoICの場合は、カードに特化しています。もう少し媒体を汎用的に使用するならば、「超」整理法の封筒管理方法が役立つのではないかと思います。これは管理の点で大いに役立ちます。

後者については、Referenceデータを引っ張りだしつつ、ナチュラルプランニングをするとよいんではないかと思います。こういったアイデアはReferenceリスト項目とSomedayリスト項目にたまっています。そこから関係するデータを収集し、こねくり回していくのがGTDでの情報の回し方じゃないかと思います。て、さらっと言ってますが私もなかなかうまくできてないです。

(3)GTDに飽きました

GTDである程度仕事を回せるようになると、このような状態になります。ある意味、余裕が出てきた証拠ですから、正しい成長の仕方をされているんでわと思います。

次にするべきは、GTDでよく言っている5万フィートの感覚をつかむことです。『ストレスフリーの整理術』のP219に「6つのレベルで仕事をレビューするモデル」というものがあります。この部分ではそれぞれのレベルにあった質問が書かれています。まずは、この質問に答えてみるとよいと思います。ちなみに第13回のGTD勉強会のテーマはこれです。

(4)週次レビューができてない

週次レビューができてない、という話をよく聞きます。レビューのポイントはいくつかあると思います。GTDを始めて初期段階の際には、以下ができることを目指すのがよいと思います。

  • リストを最新に保つこと
  • 頭を空っぽにすること

以上が、『ストレスフリーの整理術』で言われていたことです。最初はこれでいいと思います。慣れてきたら、私はこれに加えて、以下の項目も目指すとよいと思います。

  • 各プロジェクトの進捗をまとめること

週報等でのプロジェクト等の進捗報告をしたことはありますでしょうか? 私の会社ではしたりしなかったり、と状況によって変わります。そういう状況ですが、この定期的な報告作業は、必ず行うとよいと思います。この作業の何をするべきかというと、進捗を「まとめること」です。

まとめる作業は、ある一定時間のプロセスを極小化します。10個あった情報のうち、1個の情報を選ぶもしくは1個の異なる情報を創出する作業です。こうすることによって作業内容を簡略化する訓練にもなります。これを続けると、考えるチャンクの幅が広がり、先に述べた5万メートルのレベルでのレビューに近づくことができるんではないかと思います。アインシュタインも特許内容をまとめるのが役に立ったって言ってましたしね。

とはいっても、そういう効果はすぐにはわかりませんよね。長期的なプロジェクトになると、今週は手をつけてなかったなー、とかいうのがまとめる時にわかるので、結構便利な指標になります。

そんなこんなで、定期的にまとめる作業は、誰かに見られることがなくても、よい習慣だと思います。

(5)Inboxが大変なことになっている!

この問題を出された方は、出張に出て帰った後の状況が、上記のようになると言っていました。

対応策は、がんばって処理するか、いっそ全部捨て去るか、ぐらいしか出てこないっすね。RSSの未読数じゃないので、後者の対応策は難しそうです。がんばって処理してください! ふぁいとー!

(6)Somedayが増える

増やしてください心の限り。Somedayリストは、実行すべき時間を敢えて決めていません。なので、最悪ほったらかしにして、30年後に実行する、というのも可能なシステムになっています。でもあんまり増えすぎて気持ち悪くなったら、Somedayリストをレビューして、新規作成するのもよいかと思います。私も数回Somedayリストを新しくしています。

(7)GTDのやり方が雑になってきた

余裕が出てくるとそうなってしまいます。私もかなり雑です。経験]]
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第12回GTD勉強会ログ

第12回GTD勉強会のテーマは、みんなのツールを見てみよう! でした。

参加者のしぶかわさんが、みんなに自分のツールを見せるべく、プロジェクトモニタ持参で来ていただきました。重い中どうもありがとうございました! その回あってか、今回の勉強会は、モニタを通じて紹介するのが多く、珍しくデジタルなツールが目立った回でした。

今回の発表一覧

さて、今回の発表は以下の通りです。

・しぶかわさん – GTD+Dの紹介
kokaさん – RTMとGoogle Calendar
・nomico – 相変わらずFitzNOTE、時々Sticky
しばさん – Outlook2007が使えるよ!
・うえぶんさん – アナログからRTMへ
・マロ。さん – 自作excelツールの紹介

どのツールも各々状況に合わせて趣向の凝ったツールでした。デジタルはRemember The Milkがやはり強く、上記の発表の中でも二人の方が使われていました。iPhoneからも気軽に表示できる点が評価されているようでした。この中で、一番歓声があがったのがマロ。さんの自作excelツールでした。

厳しい環境が生み出した、ExcelでのGTDツール

マロ。さんの職種は研究職です。最近のご時勢では情報に敏感ですが、研究のような職種では輪をかけて過敏です。マロ。さんの職場もその例に漏れず、ネット不可、フリーソフト不可、USBも以ての外、といったような隔絶された世界です。最先端なのですから、当然の措置でしょう。

ネットとフリーソフトが駄目だと、巷で紹介されているほとんどのサービスが、職場では使えません。そこで、マロ。さんが手にしたのが、ほぼWindows環境でないに等しい、Excelなのでした。

Excelは、通常表計算ソフトですが、結構いろいろできます。Excelは、Excel独自のプログラミング言語であるExcelVBA(以降、VBA)を使えば、自分でしたい作業を自動化することが可能です。私もログを集計するのにVBAを使ったことがあります。

マロ。さんのツールはそのVBAを使って、自動化処理を施したGTDツールを作ったのでした。

Excelで自動化されたGTDツールを使っての運用方法

このツールでは、家でExcelに項目を更新し、印刷した紙を会社に持っていって運用します。GTDツールは、この印刷するシートをいかに簡単に作成できるかに、心血が注がれています。

特徴その1 図解を踏まえた処理ステップ

処理ステップでは、

処理ステップでは、ワークフローにしたがって各『物』のリスト先を決めます。このワークフローは、正規のワークフローと若干異なります。異なる点は以下のとおりです。

  • ネクストアクションのみでも、プロジェクトとして取り扱う
  • プロジェクトの詳細については、このワークフローでは取り扱わない。したがって、プロジェクト以降のワークフローは削除し、2分かそうでないかの区別のみ取り残す

このワークフローでは、2分作業をこなす以外の、プロジェクトをブレイクダウンする等の細かい作業自体は、この処理ステップでは行わない、という趣旨になっています。

「処理」シートの「処理ステップスタート」ボタンをクリックすると、以下のようなダイアログが表示されます。このダイアログでは、処理ステップの対象項目を選びます。Inboxである「気になることすべてリスト」からはもちろんのこと、もともとあるプロジェクトリストやいつかやること/多分やることリスト等も、再度処理ステップにできることが特徴です。

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選択が終わると、項目が順々に表示されます。「どのリスト?」で行き先を決めていきます。ここではプルダウンになっていますが、背後のワークフローに表示されている赤い文字を入力することでも、リストを決定できることができます。たとえば、プロジェクトであれば、「p」と入力することで、プロジェクトを選択することも可能です。

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特徴その2 プロジェクトとネクストアクションのデータはボタン一つでGWeeklySheetに

このツールではプロジェクトはプロジェクトシートとして展開され、ブレイクダウンをして実行するアクションを洗い出します。その中から次に実行できる、ネクストアクションをリスト化します。

プロジェクトリストとネクストアクションリストを、どのように簡単に持ち運ぶか? それを、このツールではGWeeklySheetに組み込むことで実現しています。

GWeeklySheetは、私がgihyo.jpで連載していた時に、ひとまずはGTDを実行することを主眼として作成したシートです。使用期間は1シートで1週間をこなすことを想定しています。

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右上にある画像をクリックすることで、自動的にシートに「NextAction」「WaitFor」「Project」に項目が埋め込まれます。

そういえば、このGWeeklySheetを出張するのに使っているという方も勉強会でお話されている人がいました。人によってはさまざまな使い方があるんだと、すごく新鮮でした。

特徴その3 危険なプロジェクトがすぐわかる、「進捗」シート

マロ。さんのツールの中で、一番秀逸だと思っているのが、この「進捗」シートです。以前、GTD勉強会の中で私が説明したイメージをそのまま実現したのがこのシートです。

インベーダーゲームは皆さんご存知のことでしょう。インベーダーゲームでは、時間が経つうちに上から敵が近づいてきます。プレイヤーは、敵が自分自身に当たらないように倒していかなければなりません。

プロジェクトが同時並行に動いているとは、いうなれば、このような状態なのです。ちょうど、プロジェクトを縦の列に見立てると、敵の数をアクションと見立てることができます。インベーダーゲームと異なるのは、敵の進む速さが列によって異なったり、途中で止まったりすることがあるということです。インベーダゲームを仮にGTDで説明すると、以下のような感じになります。若干無理があるかもしれませんが、そこはご愛嬌で(笑)

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これを、GTDで表したのが、「進捗」シートです。

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この図は今現在のプロジェクトの図を表しています。赤い○は作業が必要な内容、△は待ち状態のもの、■は決まった日に作業が発生するものです。各プロジェクトの配置は、完了予定日や締切日で設定されています。左に近づけば近づく程、現時間から近いものです。[]で囲った数値は残アクション数です。

プロジェクトは、時間によって変わるこの図の○を、いかに一番左側(つまり現在)に到達する前に、消化するかのゲームです。

時間によって、刻一刻とこの図は変更されており、徐々にプロジェクトは左側へ、にじりにじりと進み寄ってくるのです。危険なプロジェクトが、この図で一目両全です。配置されている場所が左であれば左である程、アクション数が大きい程、危険です。私たちはこのシートを見れば、左側のプロジェクトの項目から優先的に手をつけるべきだ、というのがわかるわけです。

以下にそのシートのリンクを張っておきます。ぜひお試しください!

GTDProjectListwithGWS.xls

第11回GTD勉強会ログ

読書会ということで第11回を募りましたが、今回はいろんな状況の方々に参加いただきました。これから実施しようと思って実際に内容を聞いてから行おうという方や、実施しているけれどもうまくいかない方、それから、他の人が読んでいるのを又聞きして参考にしたい、といった方もいました。

今回の話題

さて、今回は『ストレスフリーの整理術』のわからない部分を共有して勉強しようというのが目的でした。けれども、いきなりそう言われて探してみても、なかなかわからない所ってわかんないですよね。というわけで、今抱えている問題点を共有して、それを中心に話を進めました。問題点にあがったのは下記の通り。

  1. ツールに使いすぎる
  2. Inboxの処理スピードが
  3. 家で使うには?
  4. 次の行動への分解
  5. リストを作るけど同期が

1番はツールをいろいろ手を出しすぎてしまい、収拾がつかなくなるという問題です。2番は突き詰めた所、思った通りに作業が完了しないということでした。3番はその名の通り。4番は、プロジェクトのネクストアクションがいまいち出しにくいという問題。5番は電子リストとそれを印刷した物理リストとで、物理リストも更新するため、最新の情報が分からなくなる、ということでした。

その途中途中でも、以下のような項目について話し合ったりしました。

  • プロジェクトとアクションと手順
  • そうじのように、パターンに落とし込めることは?
  • クリティカルパスを要するような場合のGTDの適用の仕方は?
  • ProjectリストとSomedayリストの違い
  • GTD+RでのGTDリスト割り振り例
  • いつか決めることと、決めることを持ち越すことは大違いって?
  • オープンループって何?
  • ワークフローでProjectリスト行きのものはネクストアクションも決めるの巻
  • Calendarリストの項目はどんなもの?
  • 43Foldersでうまくいかなかったパターンについて

今回は14人と大勢だったので、いろんな話が飛び交いましたです。

一つずつ説明したいところですが、ここではプロジェクトとアクションと手順について説明します。

プロジェクトとアクションと手順

GTDには、プロジェクトとアクションという概念があります。プロジェクトはアクションが複数連なったもの、ということで定義されています。ところが、GTDの厄介な所なのが、このアクションなのです。アクションをどれぐらいの粒度で設定すればいいのかがよくわかりにくいのです。もともとGTDで言うところのアクションとは、その項目を見れば実行可能なレベルです。頭を回転させて何をすればいいのか、考えなくてもよいような項目を設定するのが肝です。GTDでは、とにかくよくここが失敗します。

というのも、人によって、どれぐらいの行動が行動しやすいのかが異なりますし、自分自身ですら、状況によっては同じ行動でも異なることがあるからです。例えば、金曜日に会社や学校に向かうのは足取りが軽いですが、月曜日に会社や学校に向かうのは非常に足取りが重いわけです。自分自身ですら「会社に行く」というだけでも、状況によって行動のしやすさが異なります。況や他の人をも、というわけです。

このような理由から、GTDで設定する「次の行動」=ネクストアクションの意図はなかなか伝わりにくかったりします。David Allenが書いた本ですら、その意味する所を読み間違ってしまうのです。実際私も、随分長い間誤解していました。

「手順」とは?

 image (図1 プロジェクトとアクションと手順の関係図)

GTDではプロジェクトとアクションしか概念が存在しませんが、私はこれに付け加えて「手順」というものを取り入れて、プロジェクトを捉えるようにしています。「手順」は、アクションの内容を更に細かくした作業内容を指し示すものです。この関係を表したのが図1です。

アクションと手順の区分を説明しておきます。アクションは人間がその作業の意図を理解できるものであるが、それだけでは意味をなさない作業であり、且つ直接実行できる範囲でもないもの、としています。ここで意味をなすのがプロジェクトに当たるわけです。

例えば、「りんごを切る」というアクションならある程度作業をするレベルがわかりますが、どんな作業をするのかは特に明確に定義していません。包丁で切るのか、ぺティナイフで切るのか、そういった具体的な状況は実行する人に任されています。また、何のために「りんごを切る」のかも、分かりません。それで、プロジェクトで「おやつを食べる」というのを踏まえると、今回のおやつはりんごであって、それを切って用意してから食べるんだな、という意図が見えてきます。

次に「手順」ですが、「手順」は人間がその作業の意図をまったく理解できないが、実行可能ではある命令です。「まな板を用意する」「包丁を用意する」「りんごを取り出す」「りんごを洗う」「りんごの皮を剥く」といったようなものが「手順」に当たるわけですが、それ単体では意味をなしません。上記全部の「手順」を実行して「りんごを切る」というアクションが完了できるわけです。

「おやつを食べる」というプロジェクトを図1のように表すと、以下の図2のような関係になります。

image (図2 「おやつを食べる」プロジェクトを展開した場合)

ところで、この3つの概念にすると、GTDのネクストアクションリストの項目になる「次の行動」は、プロジェクトの一番初めにあたるアクションか、もしくはそのアクションの一番初めにあたる手順のいずれか二つの可能性があります。以下はその二つを指し示しています。

image image

GTDから見ると、どちらが正しいのでしょうか? 実際のところどちらも正しく、どちらにも「次の行動」となりえます。

行動しやすい程度は、人によって異なります。ですから、人によってアクションレベルで指し示していたとしても動きやすい場合があります。慣れていなかったり、気が乗らなかったり、初めての作業の場合は、手順レベルにまで落とし込まないと、実行しやすい状況にならないことがあります。

「会社に行く」という例をとって見れば、「会社に行く」というのをアクションとみなすと、仮に「靴を履く」というのが手順と考えられます。金曜日ならば「会社に行く」というアクションを実行するだけで実行可能ですが、月曜日ならば「靴を履く」という手順レベルでないと実行可能にならなかったりするわけです。

しかし、人によって、どれぐらい細分化することで「手順」レベルになるのかは私にもわかりません。そこが、GTDで説明するのが難しい所だと思っています。

この話を勉強会中ですると、『メメント』のようだと参加者の一人がコメントしてくれましたが、まったくその通りだと思います。もし、10分区切りに記憶が分断されるならば、これからどうやってすることを次の10分の私に託すのか? それこそが、「次のアクション」なのでしょう。

メメント
ガイ・ピアース, キャリー=アン・モス, ジョー・パントリアーノ
東芝デジタルフロンティア ( 2006-06-23 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

次回の勉強会について

さて、次回の勉強会ですが、他の人がどんな風に行っているのかを知りたくて、というので参加された人が多かったこともあり、実装紹介の回にしたいと思います。詳細はおって連絡しますので、よろしくお願いします。期日は決まっています。3/28です。よろしくどうぞです。

第10回GTD勉強会 ~ナチュラルプラニングを知ろう

ナチュラルプラニングを知ろう!

今年の目標は何? というお題で募りましたが、今回は人数が少なく6人ということもあって、ざっくばらんに進めていきました。

  1. ナチュラルプラニングを理解しよう!
  2. ナチュラルプラニングを実践するためのチェックポイントは?
  3. あなたのナチュラルプラニングはどんなところで発揮されている?
  4. 最近の課題のNAを見ていこう

今回の最終にやりたかったのは、ナチュラルプラニングを理解し、自分でも自然にやっていることとの紐付けです。ナチュラルプラニングは、その名の通り、自然な状態ならばその通りにするであろう計画をモデル化したものです。なので、このナチュラルプラニングに思い当たる節が、誰しもあるはずです。そこの強化を図ろうとしたのが、今回の勉強会の趣旨です。

そのために、以下のような手順で話を進めました。

  1. ナチュラルプラニングのステップを説明(理論の紹介)
  2. 具体例の紹介
    2.1. 『ストレスフリーの整理術』で紹介しているディナーの説明
    2.2. 友達と遊びに行って食べるお店を決める時の例
  3. ナチュラルプラニングの型を実践するための質問項目の紹介(実践の紹介)
  4. ナチュラルプラニング(理論)と自分自身の経験(具体)の紐付け

3.と4.との順番は逆だったかもしれませんが、まあそんな流れでやってます。最近の課題のNAについては、上記の説明の合間合間に話を進めて、ネクストアクションを私の方からメンバーに提示しながら明らかにしていきました。

課題のNextActionについて

課題のNAは、ジャンルが様々だったのでとても面白かったです。ざっと出たのはこんな感じ。

  • 最近のイベント作業の洗い出しと整理
  • 最近の自分の方向性をどうするべきか
  • 新人1年目に仕事を引き継ぐには?!
  • とにかく思った時間で仕事ができない
  • 仕事にGTDを取り入れたい
  • GTDポータルを作りたい

一番最後のGTDポータルを作りたい、といったのは私です。もともと一応今回の勉強会のお題のいいだしっぺなので、取り扱いやすく、つい最近思ったことを課題にしました。

これらについては、簡単なコミュニケーションをしつつ、妥当性をはかりながら、次のアクションを本人を決めていきました。ほとんど私の仮決めが高かったともいえますが。。

ナチュラルプラニング(以降ナチュプラ)は、プロジェクトを考えるための枠です。なので、別にプロジェクトのはじまりでも、レビュー時でも、実施して問題ありません。簡単なレビューでもナチュプラでも共通なのは、次のアクションを出すこと、です。プロジェクト自体は進めることが必要なので、見直しは進退を見極めるべきです。

こうやって見てみると、ひとえに課題といってもいろんな状況に面した課題があるのだと、しみじみ思いました。ナチュラルプラニングの効用は、どちらかといえば意識を膨らませることも目的に入っています。今回は時間がなくて膨らめて腹に落とすまでできませんでしたが、「とにかく思った時間で仕事ができない」ことについてまとめておこうと思います。

とにかく思った時間で仕事ができない

この課題を出したtomariさんの場合は、GTDはそれを解消するために用意されたものですよ、とまず説明しました。先にNextActionの結論を言うと、GTDをするのに仕事を洗い出すことになりました。tomariさんは、現在会社にいると、複数人から仕事を依頼されるようです。その依頼と自分との仕事がうまく扱えてないようでした。

tomariさんの場合は、圧倒的に依頼される仕事量と実際作業できる仕事量が合わずに、てんやわんやになっているように見受けました。これを対応するにはいくつか方法があります。

  • 外部への働きかけ(依頼を減らす)
  • 内部への働きかけ(生産性をあげる)

GTDはこのうち、内部への働きかけを取ります。最終的には外部への働きかけも必要なのですが、第1弾の対応策で外部に働きかけることはなかなか難しいです。理由は、自分以外の誰かと約束を取り交わさなくてはならないからです。その約束を取り付けるまでの手間もかかりますし、約束を仮に取り付けたとしてその内容が必ず実行される確率があるかというとそうではありません。またちゃんと実行されたかどうかを確認しなければなりません。とかく手間ひまがかかります。ならば、自分と約束を取り交わす内部への働きかけの方が、時間がかからず困りませんし、確認作業も意識して行なう必要もありません。

他にazumaさんの方から、依頼を受けている人の性質を見て対応するのはどうか、というアドバイスもありました。これは、上記で言うところの「外部への働きかけ」になるでしょう。仕事が一旦整理整頓できたら、こちらのアドバイスに取り掛かるのがいいんではないかと思います。

なぜ外部からではダメなのか?

上記は、作業コストの面から、内部への働きかけを選択すると説明しました。選択の理由は、コストの違いもありますが、もう一つ大きな理由があります。

物事を判断し、実行する――これが処理をする際の、パターンです。仕事が忙しくなると、この処理パターンが実行できなくなってしまいます。頭の中で滞留しているものが多くなりすぎるのです。そうなると、外部への働きかけをする、といったような考えるスペースもなく、もちろんそれを逐一確認できるはずもなく、対策をしたところで、結局手付かずになります。ならば、まずは内部の体制を整えて、外部に働きかけるのが得策になるのです。では、内部の体制を整えるというのはどういうことか?

GTDでは、頭の中で滞留している処遇の決まっていないものを、オープンループといっています。オープンループはそれに対して、判断を下すことでクローズされます。内部の体制を整えるとは、次のようなことです。このオープンループを頭の中から取り出すことにあります。そして、現状況における判断を下し、今現在の起点を再設定します。

GTDでは、大幅に判断処理をすることで、この頭の大掃除をする仕組みを内包しています。GTDをするのがいいといっているのは、頭の大掃除ができる点にもあります。GTDの1サイクル分で、「考える余裕がない」という問題がまず緩和されます。

好きなものだったら、この流れでやっている

というのは参加されたよしぞうさんの言葉でしたが、全くその通りです。

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