Yearly Archives: 2009

文字は神からの賜物 View Comments

「プルーストとイカ」という本を読んでいる。読書がどのように脳に作用するかの本を書いているはずなのだが、2章で未だ文字の発生した時期に関する話の途中だ。

この時に注目されているのは、「楔文字」や「シュメール文字」と、それから「ヒエログリフ」だった。楔文字とヒエログリフは当時の人々にとっては、「文字は神からの賜物」だと認識されていたのだという。

シンボルについてその源を辿ろうとすると、おおよヒエログリフまでに行き着く。文字が発達・開発され、時をまたがって継承されるまでに、何が追加され、何が廃れていったのか。

古代の人間の認識能力と、現代の私たちのそれとでは、大幅に異なるのは明らかだ。呪術・シンボル・神話・儀式に重きを置いた彼らが、それらに対する心持ちの違いは、どれほどに異なり、どれほどに自分たちに作用してきたのだろう。

テレビへの思い入れが、年代によって異なるように、きっと、シンボルや象徴への思いいれは、大いに異なるはずだろう。

自分コメント

  • Abstract。
  • 何を知りたいかは、まだ不明。

過去の事実とそれに付随する感情を分離すること。 View Comments

私は過去を懐かしいと感じることは割と少ない。それと合わせて反対の状況、つまりマイナスの状態であってもそれは同じだ。私はつらい過去を引きずることは割と少ない。もちろん、「割と」であって、ないことはないのだけれども。

このことを考えているうちに、過去を思い出すとそれに合わせて感情が付随することについて考えた。上記のそれらは、全くもってそのような状況だ。

嫌いな人のことを考えると嫌だった経験も思い出すにつれて、気持ちが荒ぐことはよくあることだ。それは、出来事とともに、感情すらも合わせて頭の中で想起されるからだ。感情が記憶とともに癒着している。

瞑想は、情報の想起と感情の想起から離れることを目指しているように思う。「思い出してもそれに気を取られるな」といったような作法あたりからそう思う。

ところで、書き出すことでこの事実と感情の分離が可能になる。事実+感情=実体験というものが、文字というハコを与えられると、そのハコは私自身からは分離され、事実だけがハコに遷移する、ように思う。それゆえ、事実を確認するのと、感情を思い出すのとが、別々に実行できるようになる。

頭の中に流れるもやもやは、行き先を失った電気信号だと思う。彼らは拠るべき所がなく、力の限りに自分自身を保とうと躍起になる。つまり、頭の中に流れ続けるということで。このような行動の原理は、ただ一つ、慣性の法則から見れば至極当然のことだろう。

ならば、流れ続けるもやもやを頭から取り去るにはどうしたらいいのか? 文字という新しいハコに遷移させることで、可能になる。拠るべき所を見つかり、それ自身はこれ以上自分自身を保必要がないと悟り、自らの意志で消えゆく。

それができなくば、頭全体に逆らいがたい流れをもってして、制するという方法もある。ゲームだったり遊びだったり、目的と作業がはっきりしたものにとりつくことで、つかの間の楽園が頭の中で再生される。

頭の中のことを書き出すとよい、というのは私の中では自明になりつつあるが、未だ理由は納得するような、しないような、である。ただ、情報が頭の中にブロードキャストされた状態だと考えると、まだ納得はそれなりにできる。

書き出すことは、ワーキングメモリが広がる、というたとえ話を聞くけれども、納得できるようで納得できないところがある。なぜ、書き出すこと自体がワーキングメモリから情報を消去するのを促すことができるのか、自体について、それは語らない。書き出すという作業が寄与するのか、それとも書き出す作業によって出力された成果物が寄与するのかは、まだわからない。

自分コメント

  • 流れ着くままにもやもやと。
  • 主題から随分離れてしまった。

第16回GTD勉強会ログ ~ GTDつまづきポイント共有会 ~ View Comments

今回のテーマは「GTDつまづきポイント共有会」でした。

 

勉強会まとめ

今回はテーマのとおり、GTDつまづきポイントの共有を行いました。

  1. タスクのチャンクが大きくなってうまくいかない
  2. 家のことがこなせない
  3. レビューがいまいちだ
  4. パソコンとノートで実装しているがうまくいかなくなっている
  5. やり残した仕事を次の朝にやって、その後の仕事は崩壊気味
  6. GTD飽きたというか、ブログの更新ができなくなった

ラストのGTDに飽きたというかブログの更新ができなくなったというのは私の問題点です。これに関しては、すでにGTDの問題ですらないような気がしなくもありませんね。。

レビューがいまいちなのはどうしてか?

今回のトピックとして出しておくのは、GTDのよくつまづくポイントに関してのレビューです。レビューがなぜ躓きやすいのかというと、「結局何したらいいの?」というのが、明確に示されていないからです。いやいやそんなことないよ、やってきた内容を見直して収集すればいいんでしょ? と仰るかたもいるかもしれません。

確かに実際そう言われるとおりです。見直しを行い、収集ステップを再度行って処理ステップ整理ステップを順々にすればよいのです。だのに、なぜそれだけなのに不安が付きまとうのか? なぜならそれは、至極当然の作業をやっているだけで、レビューとしての効果がわかりにくいからなんじゃないかなと思います。

勉強会では、「レビューとして何をするかが決まっていないから」という理由を説明しましたが、その先にある本当の理由は上記のようなものなのかもしれません。

レビューの効果は一体どのようなものか?

例えば、そうめんがあります。私がそうめんをゆでる時、差し水をします。差し水は、そうめんをゆでて、お湯が沸きあがって鍋からふきこぼれないように入れる水のことです。差し水を忘れてしまったらどうなるか? もちろんお湯が沸きあがって鍋からふきこぼれます。

さて、GTDのレビューとは、差し水のようなものです。つまり、タスクで管理があぶれる前に、差し水=レビューをすることで、タスクにあぶれることを防ぐ役割があります。黄信号だった状態を緑信号にするのですから、効果という点では理解はしにくいでしょう。一度赤信号になったことがある人間が、その赤信号になる前に緑信号に戻すことがよっぽど楽だ! と気づいた時に、ようやくレビューの効果を体感することができます。

つまり、一度しっちゃかめっちゃかにならないと、GTDの良さは体感できないということです。実際は反対で、しっちゃかめっちゃかになった人がなんとかそれを防ぐために編み出したのがGTDですが。

とはいえ、効果が理解できようが理解できなかろうが、作業はしなくてはなりません。だったらどうするのか? 何をもってレビューしたとするのかを決めてしまいます。

レビューする=決めた作業をクリアする

レビューの効果について説明した通り、レビューは何かを達成するためにする作業ではなく、何かを防ぐためにする作業です。この場合、どういう状態になったらレビューは完了したとは、言いにくくなります。そこで、レビューでは、状態ではなく実施する作業を決めてそれを行うことで、レビューの完了とみなします。

例えば、ピアノの練習や体力訓練がそれですね。効果云々は考えずに、1曲につき5回引いたら完了、腕立て伏せ50回で完了、という風に決めてしまいますよね。レビューもその取り扱いでいいんです。

で、実際の具体的なメニューは何がいいの?

となると、GTDのレビューで、腕立て伏せ50回に相当するプログラムメニューは何かが問題になってきますね。今回の勉強会でも列挙してみました。

  • リストの最新化
    • 終わったものは消しこみます
    • もちろん、収集ステップをやると尚よろしいです
  • 机の掃除
    • 埃が視界に入ると、本来取り除かれるべき存在なのに取り除かれてないと判断し、視界に入る毎にHP1削るような微弱なマイナス影響があると、私は考えています。
    • そんな屁理屈はともかく、机がきれいになると、作業した感がアップします。見た目的に。
  • 物理資料を整理する
    • 会社ではプロジェクト資料に相当しがちな物理資料。捨てる・しまうの処遇をはっきりさせます。
    • これを実行する前には、全体的に物理資料の管理ルールをはっきりさせるというのが大前提にあります。
    • ちなみに私は会社では、だいたい1プロジェクト=1ファイルで取り扱い中です。
  • 交通費の精算をする/工数入力をする
    • いわゆる、定期的にすると望ましいとされる、会社の事務作業です。
    • ちなみに、レビューに取り込む前の工数入力は、1ヶ月分を1時間×1回で処理していました。
    • 今はレビュー中平均1週間分を10分×4回になりました。
  • PCのデスクトップを何もなしにする
    • 私はデスクトップには何も表示しないおうにしています。
    • 忙しい時は何かとデスクトップにとりあえず置きが発生しがちなので、週一回掃除をして何もない状態に戻します。
  • 財布精算をする
    • これは個人的な財布の精算作業です。どれぐらい使ったかを把握するのに、だいたい1週間単位でお金とレシートをチェックします。
    • 昔は1日単位でやってました。
  • Projectのまとめを書く
    • 上司に現状のタスクの状態を説明するかのごとく、状況をまとめて記入します。実際文字にするのがポイントです。
    • つーか、昔上司に週次報告していた延長でやっています。
    • 個人的にはこの作業がものすごく役に立っていると思います。
  • カレンダーを同期する
    • 会社用のスケジューラと、自分が持っている手帳のカレンダーとで、項目を合わせます。

で、これを徐々に増やしていくわけです。腕立て伏せだって、1日50回を最初からできないです。最初は1日10回から始めて、だんだん余裕が出てきたら20回、30回と増やしていくものです。

レビューでもそれと同じように、だんだん扱う作業を増やしていけばいいのです。

GTD初心者のレビューのプログラムメニューは?

GTD初心者は、レビューもそうですが、レビューを習慣化させることが第一にあります。そこで、レビュー作業自体は最低限のものを実施するのがよいと思います。例えば、以下のよう

2009/09/26 第16回GTD勉強会を開催します View Comments

9月は「GTDつまづきポイント共有会」が、テーマです。

勉強会詳細

日時:2009/09/26 (土)
場所:東京都(銀座)
時間:15:00-18:00(3時間)
定員:14名
参加費用:場所代+ドリンク代です。人が集まると安くなります。

mixiurl:http://mixi.jp/view_event.pl?id=46355272&comm_id=3013597

 

ご無沙汰しています。9月からまた勉強会を再開したいと思います。だいぶ空いての開催ですが、よろしくお願いします!

 

今回はGTDのつまづきポイント共有会がテーマです。GTDをはじめた人も、GTDを続けた人も、なかなか途中でうまくいかなくなることが多々あるかと思います。続けてきた人だと、今までうまく行っていたのになぜかうまくいかなくなった、という経験はよくあるのではないのでしょうか? 今回はそういった部分にフォーカスしつつ、進めていきたいと思います。

 

GTDははじめてという方でも、かいつまんでの説明は行いますので、お気軽にご参加ください。GTDを知らなくても、タスク管理関係の問題共有になることが多いので、ご参考になるかと思います。

 

勉強会の進め方

勉強会の進め方としては、一通り自己紹介→説明→ワーワー→説明→(以下略)→感想を言い合う、というような流れを想定してます。

勉強会前の宿題

特にないです。

勉強会にもってくるとよいもの

特にないです。

尚、勉強会後に懇親会という名の飲み会を行っています。都合が合わなくてこっちだけでも参加してみたい、という方でもOKです。

ではでは、よろしくお願いします。

つらぬき通すことの難しさ View Comments

ゴルゴの仕事術を借りてきたその日に、ゴルゴのアニメを見た。舘ひろしの声もなかなかやね!と思いながら見ていた今回のエピソードは厳しいものだった。

恋人が殺人者として有名になりながら5年も待っている女の人の元に、国を裏切って亡命者となった恋人がやって来るのを、待ちぶせしていたゴルゴが迎え撃つ! というもの。ちなみにゴルゴのターゲットはこの亡命者である恋人。

女の不幸は、作中これでもかと展開されていた。

・恋人が殺人者→回りから白い目
・近所の野郎から言い寄られ→渚で強制追いかけっこ
・家で野郎から言い寄られ→野郎が「この女が誘ったんだ」の出任せに、野郎の嫁が「どろぼう猫」扱い
・「どろぼう猫」が回りに知られる→仕事干される
・賃貸していた家が取り壊されることに→オーマイガ!

といった最後に、逃亡者の恋人からバラの花束と手紙が送られて、二人で幸せに愛の逃避行か?! これでようやく女は幸せに! と思ったところをゴルゴが恋人撃って終了という鬱展開だった。ゴルゴじゃなかったら。

通常、こういう話だったら、殺し屋が情にほだされて見逃すというのがパターンだと思う。ゴルゴじゃなかったら。

ヤクザが猫を拾うぐらいのファンタジーを、ドラマやアニメは見せてくれるのがよいのだけれども、ゴルゴは否定した。でもそれはゴルゴだからだ。ゴルゴという、仕事が至上な男のルールだからこそ、それは実現しない。

マジック・ザ・ギャザリングで頂点になった人のインタビューがあった。MTGのキングもゴルゴも、目的を一直線に見据えて、目指す所を間違えなかった。

MTGのキングは一時の感情に流れずに判断をすることが大切だと言っていた。ゴルゴも同じくこれを実現しているだけに違いないだろう。ゴルゴは、情報が集まって、女の人かわいそうと、一時以上の感情に流れそうな所は、なかったのだ。

 

自分コメント

  • ゴルゴすげえという話。

SugarSyncでもういいや、という気になってきた。 View Comments

Lifehacking.jpさんのところでDropboxの有料登録したというのにつられて私もDBで有料登録ー! というわけにはいかず、かわりにSugarSyncに有料登録した。

いやいや、今まではDropboxを使っていて、楽チンさに非常に便利に思っていたんだけれども、全部が全PCに同期するのは、サイズが大きくなって新PCで50GBダウンロード! とか精神的に耐えられずに有料登録はやめておったとですよ。で、最近SugarSyncを知ったんだけど、一瞬マネージャの高機能さに当てられて、使うのをすぐにあきらめていた。フリーだと2台までしか同期できない、というのもやめていた理由のひとつにある。私の併用は3台だったので。

でも音楽ファイルとか画像ファイルとかどげんかせんかと

で、音楽ファイルを会社で管理するのがだるいなーと感じてきた最近。

会社はデスクトップとノーパソがある。音楽を鳴らすのは専らノーパソだが、音楽入れるのはデスクトップだ。デスクトップからCD読み込みiTuneで入れて、Mojoでノーパソに流し込んでいたが、毎回それをするのも面倒になってきた。

ついでに言うなら、家のノーパソは、会社とは別にCD読み込みiTuneで入れていた。面倒なのよ、これ。できれば読み込み作業は一回に絞りたいし、できればその移行作業も自動的に行いたい。でも、音楽ファイルって大きいからできればこのパソでは入れたり入れなかったりというのを調整したかった。

そんなんで、Dropboxでは音楽ファイルを同期ファイルにすることに躊躇していた。

あれ、SugarSyncって思ったよりよい?

だがしかし、面倒くささが上回って、SugarSyncのことを今一度調べてたら、SugarSyncはダウンロードしなくってもブラウザで音楽鳴らせることに気がついた(実は微妙に違うっぽいのだが)。iPodとかはもうちょっといろいろできるらしいが、iPod持ってないからそこらへんは今のところどちらでもいい。

で、ちょっと様子見でSugarSyncも使ってみようと、ファイルを入れて、ブラウザで確認したところ、新たな発見をした。

画像ファイルが自動的にフィルタリングされて画像が見える。ちなみにDropboxではこういう機能はない。そんでもってブラウザでいろいろ操作してたら、Dropboxより使い勝手がいい! おおおおおおおお!!

1ヶ月はTrialだし、試してみないことには使い勝手もわかんないから、えいやっと有料登録!

そう、有料登録しました。一応1ヶ月間はフリートライアルなのでお金はかからないので、うだうだ言ってないで試してごらんよってことで登録した。これで3機共有できるぅぅ!

まずは、音楽ファイルを会社2機で共有することに。共有ディレクトリで使う際の気をつけるべき所がまだわかってないのだけれども(別のPCで増えたファイルが、自動的に認識するのとか云々)一つのディレクトリにあるっていいなぁ。

そんでもって、思った以上にいいと思ったのはウェブサービスだった。

SugarSyncはウェブサービスの機能がよい

image image

ウェブサービス画面はこんな感じで違う。左がDropbox、右がSugarSync。Dropboxはそっけない。SugarSyncはいろいろ入ってる。Dropboxが上記なもんだから、正直SugarSyncのサービス自体もあまり期待してなくて、そんなに試したりはしていなかったのだ。それが、SugarSyncの左ペインにあるディレクトリ階層が何気に便利。すぐに直接移動できるのでかなりよい。

ブラウザ上で、ファイルの移動がやる気になれる

ファイルの移動は、私の場合、地味に必要だ。というのも、リビジョンの概念があるので、ローカル上でファイルなりディレクトリなりを移動させると、一般的に別のリビジョン扱いになってしまう。ディレクトリを移動しても継続したリビジョンを!と思うと、ディレクトリの移動がどれぐらい便利にできるかが問題になってくる。

それで、ウェブサービスので、ファイル移動時のウェブサービスの画面インタフェースがこちら。

image image

左がDropbox、右がSugarSync。何が違うのかと言えば、スクロールをするのがちょっと楽になる程度。しかし、この違いが後々大きく幅を利かせる。

て思ったんだけど、SugarSyncは別にファイルマネージャでマウスで移動できることに、後から気がついた。おぉぉぉ。。

フォトギャラリーは、これでいいやって気になった。

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SugarSyncにだけある機能のフォトギャラリー。音楽で揺れて、この画像表示で私は落ちた。picasaとかflickrとかいろいろ考えてたけど、別々に管理するのが面倒だし、何より一からアップするのが面倒で、そもそも見れればいいやー程度に思ってたので、保管できてそれなりに見れる環境、と考えたらSugarSyncでいいんじゃないかと思った瞬間であった。

いざとなったらfacebookで公開もできるみたいだし。とはいっても肝心のfacebookがあまりに使ってないという現状はあるけれども。

音楽ファイルも最後の砦でなんとか。

音楽ファイルもそこそこ、最後の砦みたいに使えるっぽいです。家で入れていた音楽を実家で聞くことはできました。

紹介キャンペーンはいつまでも!

昔キャンペーン時期が切られてたのであれ?と思ってましたが、あれはキャンペーン数を競うためのもののようだったらしいです。今ではずっとされてます。

フリー2Gに対してお互いに250M、プレミアムプラン30Gに対してお互いに5G入ります。よければどうぞ。

https://www.sugarsync.com/referral?rf=d7wdm052pive

何度目かのPoICトライアル(2)つまづく分類 View Comments

この前後の記事を書こうと思うにいたったのは、PoICをやろうと思って実際書き始めたのだが、1時間もせずに頓挫してしまったからにある。

私はとりあえず範囲を狭めてPoICを実行することとした。その範囲は、本の内容を紙にすることだけに、ひとまずPoICを使うということ。なんだけれども、これだけなのに手が止まってしまった。

4つの分類

私がPoICをしようと思うのにつまづくのが4つの分類である。GTDもそうだったけど、分類の理由がはっきりしたものがわからないと、どーしても難しく感じてしまう。

記録カード、発見カード、GTDカード、参照カード、とある。

GTDは自分ですべきことで作業が完了すべきものだ、ということであまり疑問はない。

また、発見カードは、記録カードと発見カードの区別度合いが実際はわかっていないけれども、発見カードは今回のフォーカスの中心じゃないので、ひとまず置いておこうと思う。

問題なのは、記録カードと参照カード。

上記はPoICのサイトからの文言そのままなんだが、「引用文を一字一句正確に書」いたならば、参照カードになるのだろうか? ここで本からカードに書き写す時に困ったことが出てきた。

具体的な問題

書名の中でpsychologiaが現代の心理学に近い意味で使われた最初の例として知られているのは、18世紀にヴォルフが著した『経験的心理学』(1732)と『理性的心理学』(1734)です。

 

この文章は、右記の「流れを読む心理学史」の一節である。この文章をカードに落とそうと思ったとたんに、手が止まってしまった。

一枚目のカードに、以下のように書いた。

ヴォルフ

『経験的心理学』(1732)

『理性的心理学』(1734)

書名の中でpsychologiaが現代の心理学に近い意味で使われた最初の例として知られている

Ref. サトウ・高砂 2003 P10

で、ここで、はて分類はどうなるのかと迷ってしまったのだ。確かに一節の一部を写しているのだけれども、正確に書いていない。それなので、参照カードにはなりえない。だったら、このカードはどのカードになるのだろうか? となると、記録カードしかないのだけれども。。

記録カードは、思っていたよりも、広範囲のカードかもしれないと思った。それまでは私は、記録カードは、自分からメッセージを出して、過去の志向性を持ったカードだと思っていた。それに反して未来の志向性を持ちつつ、自分からメッセージを出したものが、発見カードだと思っていた。それ以外の、外部からの発されたものというのは、すべて参照カード、という分類だと思っていた。

しかしそれだと、人が話した内容をまとめて記述したようなものとか、本を読んでまとめたものとかはどうなるのだろう? 後者に関しては、本の感想と同系列になるのだから記録カードでいいような気がしてきた。ならば、本の著述からひとつでも変容したものは、本の情報であって本そのものの情報でないのだから、記録カードの方が望ましいのだろうか。

ちなみに、上記のカード以外に、もう一枚次のようなカードを作ろうと思った。

ヴォルフ →著述→ 『経験的心理学』(1732)

このカードは……記録カードでいいんだよね。困ったら記録カードでいいんだよね?

まとめ

とりあえず文章を書いて思ったことをまとめておく。このカードが最終的な目的のひとつに論文を書くことを想定されているならば、以下の取り扱いでカードとしての意味がはっきりするだろう。

  1. 記録カード ほかに情報をあたるための、経路的意味合いの高い情報。情報源としては確度は小さく、その情報単体では証明不可能。その情報の裏づけを取る必要があるもの
  2. 発見カード 自分から出たもの。これは自分のものだと感じてもいいが、類似的なものがないとは言い切れない。
  3. GTDカード 作業的カード。
  4. 参照カード 誰かが言った内容のカード。本や論文などの”正確な”引用文であるため、その内容が正しいかどうか、言った言ってないの確認作業がまったく不要な確度1のカード。

これらのカードから、論文を書こうとする場合、証明が必要なものとそうでないものを区別する必要がある。しかし、参照カードがあることによって、ある程度のその精査が可能になり、本当に証明が必要な経路が明らかとなるのだろう。

結論

とりあえず、四の五の言わずにカードを作ることにした。このうち、引用を正確にしたものだけ、参照カードとして確立することとする。それ以外は、据え置きでカードの分類もちょっと考える。

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