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2010年の手帳が決まりました。 View Comments

前の記事で、以下のように手帳の要件を決めて、東急ハンズに乗り込んでいきました!

2010年の要件ではずせないものは下記の通り。

  1. サイズはA5
  2. フォーマットは月間ブロック型+メモを保有する
  3. カバー付
  4. 軽いもの
  5. シンプルなもの

神様会議の月はまだだけど、2010年に向けて手帳について振り返る – works4Life season V

 

結果、以下の手帳を購入しましたどーん。

 

 

……。えー、要件から見ると随分モノがいいたくなる感じもなきにしもアラズなわけなのですが、要件を振り返ってみましょう。

 

要件の振り返り

1.サイズはA5

◎。A5です。このサイズは守りたいところでしたので、死守しています。

2.フォーマットは月間ブロック型+メモを保有する

○。月間ブロック型です。メモもあります。でもメモはどうしてもフリーエリアタイプになってしまいましたが、メモがないのもあったのでよしとします。

3.カバー付

◎。透明カバー付きです!

4.軽いもの

◎。帰って量ったら147gでした。カバーがついているので、こんなもんかと。

5.シンプルなもの

×。ここが全く異議申し立てをしたくなること請け合いです。ブログを見ている友人に手帳を見せたところ、随分あきれ返られたものです。しかし、これはこれでいいのです。この要件にすら入っていない、最大にして必須の要件を満たせたのですから。それは、以下の要件だったのです。

6.私が1年間使って心地よいもの

(続きを読む…)

カードゲームから株投資まで:達人が教える「迅速で正確な決断の秘訣」 | WIRED VISION View Comments

Finkel氏は、米Wizards of the Coast社のトレーディング・カードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』の史上最強プレイヤーとされる人物だ。同氏は、ラスベガスを荒らしまわった後、現在は株式市場のオプション取引に資金を賭けている。

ワイアードの記者、David Kushnerは『Jonny Magic and the Card Shark Kids』という本を書いて、Finkel氏の名を不朽のものにした。

(中略)

ワイアード・ニュースでは先日、ニューヨークにいるFinkel氏と電話で話し、迅速な決断を誰よりも適切に下せるようになった理由を探った。

Finkel氏の話によると、決断を下す際の黄金律はただひとつ、論理に対する厳格な信念だという。

「深層心理のレベルで知っておくべきことがある。それは、人は正しい決断を10回続けて下せるが、それがうまくいかない11回目にも、同じ決断を下してしまうということだ」と、Finkel氏は語る。

「多くの人々はそのことを知的には理解しているが、自分の中に完全に組み込んではいない。必要なのは、確率について深層心理レベルでの信念を持つことであり、個々の結果に目を向けることではない」

カードゲームから株投資まで:達人が教える「迅速で正確な決断の秘訣」 | WIRED VISION

この記事は、2008年4月24日にWIRED VISIONで紹介された記事です。1年以上たった今でも、何度も思い起こしだします。

ここでは、「迅速で正確な決断」として、Finkel氏がコツを紹介しています。何も迅速で正確な判断をしないにせよ、いかに私たちの判断が、揺らぎやすいものかを話しています。

それを受けて、彼がコツとして提案した内容の一つが「自分の行動から自己意識を分離しよう」というものです。つーか、どっから手をつけたらええんじゃい、このスットコドッコイ! と言う気もなるもんです。

個人的には、この境地に達する第一段階は、自分の作業を記録することから行うことがいいと思います。

これを、朝起きてから夜寝るまでの自分の行動に対して行えば、随分力になるでしょう。まぁ言うは易く行うは難しの典型です。とはいえ、私自身も就業時間レベルで作業ログを取っていることが、判断力を高める高めないに関わらず、随分役立っているので個人的にもオススメです。

このやり方は、ほかでも紹介されているやり方です。

チェスが好きな科学者さんのブログで、「あなたの思考力を高めるためのシンプルな方法」が紹介されていました。

前置きはすっとばして、その方法のご紹介w。

寝る前に、朝起きてから寝るまでに何をしたか、できるだけ詳しく思い出すこと。

これだけです。

あなたの思考力を高める、あるシンプルな方法・・・ – IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ

上記の場合は思い出すこととしていますが、最後の出力をどうするかは趣味の問題でいいと思います。

個人的に注意すべきと思っているのは、以下の項目です。

  • 何を行ったかは思い出してよい
  • 何を思ったかは対象外とする

行動と意識を分離させることが今回の役目なんで、行動を伴う感情は敢えておしとどめ、実績として自分のやったことのみを記憶から抽出するのがいいと思います。ブックマークのコメントとか見ると、感想を持ったりとかいろいろあったんで、これも趣味の問題ですね。

まずは、就業時間で作業ログを取ることぐらいからでもはじめていいんじゃないかと思う次第。

もともとこの記事は、心に残った記事を忘れないように、ブログに書いておこうと思って始めたんですが、なんともタイムリーによい記事があったので合わせて紹介しました。

最後に、達人が教える「迅速で正確な決断の秘訣」を紹介して終了です。

  • 自分の行動から自己意識を分離しよう。重要なのは、自分がしたことを偏見なく批評的な姿勢で吟味することであり、感情的に落ち込んだりうんざりすることではない。もちろん、口で言うほど簡単ではないが。
  • 世の中のあらゆる物事に言えることだが、自分より優れていてお手本になる人を探そう。ただし、その人がすべての点で自分より優れているわけではないことを忘れないように。マイケル・ジョーダン選手は、フィル・ジャクソン監督から多くのことを学んだが、ジャンプショットの投げ方はスティーブ・カー選手からも多くを学んでいる。
  • 何かに卓越したいと思ったら、膨大な努力が必要になるということを受け入れよう。『マジック:ザ・ギャザリング』が非常に強い人は、長い時間をかけて何度も何度も経験を積んでいる。彼らは非常に真剣に取り組んでいるし、深く研究している。
  • カードゲームから株投資まで:達人が教える「迅速で正確な決断の秘訣」 | WIRED VISION

    神様会議の月はまだだけど、2010年に向けて手帳について振り返る View Comments

    ワタクシ、かっこよく手帳が使えないと毎年のように悶えていた。最近ようやくというか、やむを得ずというか、GTDの効果もあってそれなりに使うことが組み込まれるようになってきた。2010年に向けて、どういう手帳がよいかを見直した。

    2009年で使っている手帳の中のフォーマット

    2010年のフォーマットを妄想するかわりに、堅実に2009年のやり方を見直す。

    (1)予定の当たり付け→月間ブロック式

    時間の確定含めて結構あま目なんだけれども、とりあえずあるかもしれない予定を入れる場所。あるいは、きっちりと決めたんだけど、書く暇なくてとりあえず時間がなかったら書いて置く場所。こういった内容は全体の7曜日バランスでどういうのが入っているのかを全体的に見たいので、月間ブロック式がベスト。

     

    (2)実際に行動する際には、時間レベルでアサイン→月間バーチカル(しかも時間)式

    monthly-vertical-format

    で、実際活動する際には、時刻レベルでどう拘束されるかというのと、どちらかというと余っている時間はどれだけあるのか、を知るために、月間バーチカル時間式となった。このフォーマットはあまり見れないのと今の手帳に組み込みたかったので、xlsで作成。2009年3月からフォーマットを使用し始めているので、これでも結構長く続いている方。

    フォーマットの要件としては、1ページ上に(1)月間であること、(2)時間のメモリがあること、の2点。

    手帳界隈では、週間バーチカルが主流だが、このフォーマットだと私には冗長。1週間で1ページ程には書くことが然程ないし、一括してみるには1週間は足りなさ過ぎる。そもそも私がここで確認したいのは、全体時間と拘束時間のバランスだから、それ以外の余白はむしろない方がいい。

    そして、最終的にmtg等、他の人との約束事にどれぐらい費やしたかの実績値が、このフォーマットで読み取ることができる。私は結構人と一緒にいる時間が多いと疲れてくるタイプなので、用事のバランスを考える必要がある。

    (3)Somedayリストも手帳に→メモ

    Somedayリストもなんだかんだと結局手帳に書くようにした。電子データだと、いつでも新鮮な感じがして、どうにかしようという気持ちになりにくかったからだ。手帳に書いているだけで、紙という媒体自体がへたってくるので、ちょっとは減らそうとかいらないものは切っていこうとか、そういう気持ちにもなる。でも最近は放置しっぱなしなので、やっぱり月間サイクルでは見直したいなー、と思う。

    これはメモなので、やはり手帳にある程度のメモ部分は必要だよね。

     

    以上が今年一番使っているフォーマットだ。特に(2)を導入するようになって

    • (1)にあたりをつけて
    • (2)に本決まりを入れる

    という流れができてきた。このベースには、定期的に週次レビューがあることが大前提。このレビューのタイミングで上記の流れを更新する。

    次に、来年に取り入れたい内容を書こう。

    2010年に取り入れたいフォーマット

    (4)プロジェクトのライフサイクルを見たい→3ヶ月間バーチカル式

    image

    とりあえず、今後発生したプロジェクトのライフサイクルをクオーター単位で把握するようにしたいと思う。最初は実績ベースでやって、そのうちなにか工夫できたらなーと思う。

    会社で発生した自分のプロジェクトは完了データをFitzNOTEに残してあるので、今までどういうことをやってきたかは明確だ。一応履歴は追っかけられるけれども、時間バインドでわかるわけじゃない。それを何とか把握したいので、それで今回がんばってみようと思っている。

    2010年とはいっているけれども、とりあえず2009年4Q(10月~12月)から試していく予定。

    ちなみに上記のフォーマットは、以下URL先のxlsフォーマットをもとに作ったもの。

    (5)年間の目標を!→どうしよう。。

    2009年度では、手帳にポストイットで書いてはっていたが、ものの見事にすっころんで、まったく効果がなかった。

    • 目標を見直さない
    • 目標がまったく頭に響かない

    ここまで書くと、手帳に書いたのが悪いんじゃなくて、そもそも目標のつけ方がどうなのよ、という方が問題になってきそうだ。しかし、やはり年間目標も、それを達成しないとヤバいことになるとか、そういうのがないと、守らないね。2010年も暗中模索っぽい。。

     

    2009年に使っていた手帳は、KOKUYOのキャンパスダイアリー月間B5スリム

    去年は上記を使用した。アイテムは2010年度版。これは、上記で話したフォーマットのうち(1)と(3)を補完できた。(2)は毎月紙を新しく作っていた。以下使った所感をメモ。

    重さ。今量ったら145gだった。重さの内訳としては、手帳+(2)の紙+追加ではったポケットとその中身。ここに他の紙も増えていくので、手帳自体の重さは減らしていきたい。

    コスト。手帳+追加で貼ったポケット。これは、トラベラーズノートの貼れるポケットがあったのでそれを貼った。なんで、全体としては700円前後ぐらい。ノートにして価格を安くあげようという目論見がまったく発揮されなかった。。

    使用感としては、フォーマットを追加することを想定すると、スリムは不便。印刷した際にサイズが合わないので、紙をプリントしたらリサイズする必要がある。また、ジェットストリームだと若干裏うつりがするので、メモ部分は片面のみしか書く気がしなかった。

    以上を踏まえて、2010年の手帳の要件を考えてみる。

     

    2010年の手帳の要件

    2010年の要件ではずせないものは下記の通り。

    1. サイズはA5
    2. フォーマットは月間ブロック型+メモを保有する
    3. カバー付
    4. 軽いもの
    5. シンプルなもの

    以上! 要件のその理由を以下記述する。

    (1)サイズはA5

    (2)で使用しているリフィルがA4なので、それがすっぽり収まる程度のものがよいのと、カバンに常時入れる想定なのでかさ張らないようにと、なるべく軽いもの、という主な理由からA5で十分だろうという結果になった。

    特に今年2009年で運用して、私にはここまで大きいサイズは不要というのを体感しているため。日記とかの文章データは、手帳には残さないしー。

    (2)フォーマットは月間ブロック型+メモを保有する

    手帳で何を補完するかはものすごく悩んだけれども、(2)の今のフォーマットをそのまま流用したいのと、(2)のフォーマットの手帳があまりに少なさ過ぎるのと、月間ブロック型は手帳の種類が多いのとから、今回の方針に至った。

    (3)カバー付

    ノートになっても手帳なら私はポケットがほしいという経験談から。

    (4)軽いもの

    他にもいろいろ持ち運ぶので、できるだけ軽くまとめたいという理由から。

    (5)シンプルなもの

    手帳によっては、ものすごく色がケバケバしいものがあるが、あれは目がチカチカして手帳の意味ないので、そういうのは選ばず落ち着き目のものを選ぼうと。

    ジェットストリームで書いても裏うつりしない、という要件はあまりに厳しそうだったために、今回の要件からはずしている。

     

    以上から見える私の手帳の使い方

    GTDのリストでは、主に以下のリストの実装として使っている。

    1. Somedayリスト(3)
    2. Calendarリスト(2)
    3. 角度の低いCalendarリスト(2)

    これ以外のメモ書きとかその日感想とかは大いに排除している。そのかわりに2種類のノートを用意するようになっている。一つはB5の無地でドラフト用のものを。もう一つはA5前後の罫線付で作業レベルに用いるものを。

    手帳の使い方にはほぼ日を使ってその日のメモを、というやり方を見かけるが、私は(1)書かない日の紙がもったいない(2)書いてない日がなんだかプレッシャーを感じる、といったような理由から採用してない。やっているのを見ると(以下参考URLなどを参照のこと)結構うらやましいんだけれども、昔ほぼ日手帳を買って結局使わなかった実績があるので、多分やっぱりきっぱりおそらくどう考えても私には無理!と思う。

     

    参考URL

    仕事量増加に対応するための対策パターン View Comments

    さまざまな理由から、仕事を今以上にこなしたいと、私たちは考える。

    こなす仕事量=単位時間にこなせる仕事量×時間

    このうち、求められる仕事量が増えるため、左側が増大する。したがって、右側もそれにあわせる必要がある。対応策のひとつとして、そもそも求められる仕事量を減らすこともあるが、最初は無理である。そんなわけで、最初は右側の方程式をやりくりすることで対応しようとする。

    対策1:時間を増やす→つまり残業

    簡単な対策として、時間を増やすことで仕事量をこなす。しかし、ある程度の時間を超えてくると、それだけでも無理な場合だったり、そもそも時間を増やしたくない場合は、次の対策を考える。

    対策2:単位時間にこなせる仕事量を増やす→効率化

    効率化、といっても二つのパターンがある。

    対策2-1:今やっている一つの仕事の時間を縮小する

    対策2-2:インターバル時間・隙間時間等を、仕事に当てる

    まず最初に考えるのが、対策2-1である。これは、パターン化された仕事に関してはなんらかの工夫により、かかる時間量を減らすものである。しかし、これにも限界値があり、ある一定以上の時間より短縮することは難しくなる。

    次に考える方法が、対策2-2である。ちょくちょく余っている時間もどうにか使っていきましょうと提案する。しかし、がむしゃらに仕事をやっていると、どれが隙間時間に合う仕事かどうかを判断する余裕が、まずない。

    じゃあ、GTDはどのような対策を取っているのか?

    対策2-3:仕事の管理時間を縮小する

    GTDは仕事をこなすのに直接は関係ない間接的な時間を短縮しようとする。対策2-2をいきなり実行するのは難しいので、GTDでは、そういうこまごました作業をまとめて行おうと提案する。いわゆる、2分以内はすぐやろう、という話である。

    といっても、この作業はすぐに展開することができないので、定期的に行うレビューの際の処理ステップでのみ実施することからはじめるとよいだろう。そうすることで、(1)実は結構な2分で行えそうな仕事を自分が持っていることを知り、(2)2分の作業も数をこなすと結構な労力が必要となり、(3)それらのこまごました仕事をこなすだけでも随分気が楽になることを、知る。

    そして、結果的に定期的なレビューが、思った以上に時間がかかることを知る。そしてその時間を短縮するために、日々の作業ですぐさまこなすことが最善であると判断した時、2分以内作業をこなすことを全時間に適用することが、ようやく可能となる。

    ちなみに、2分以内はすぐやろうという作業が、いきなり全時間で実行しようとしても適用できないのはなぜか? 2分以内でできるかどうかの判断作業が脆弱だからだ。この判断作業は、定期的なレビューの際に、収集した『物』を”真面目に”ワークフローで取り組んでいれば、おのずと培われるはずである。本当に真面目にしさえすれば……

     

    GTDは、それ以外にも工夫を重ねる。対策2-2のかわりに、次のような対策を取ろうとする。

    対策2-4:インターバル時間・隙間時間を最大限減らす

    仕事と仕事の合間は、間の時間であり魔が差す時間でもある。ちょろっと休憩と息をとったら1時間経ったということもあるだろう。GTDでは、(1)事前に仕事をリストアップし、(2)手がつけやすい指示を提示しておくことで、そのようなことがないように防ぐ。

    ちなみに(1)だけでは不十分である。粒度が不明瞭であると、手をつけにくいからだ。

     

    それ以外にも仕事生産性をあげるための、GTDの工夫はあるのだけれども、今回は一旦省略する。とまれ、GTDで仮に仕事が適用できたとしても、やはり限界がある。期待される仕事量>こなせる最大限の仕事量、となった場合は、GTD以前の話の人間的限界に達する。

    このタイミングで、ようやく次の対策を取らざるをえなくなる。

    対策3:期待される仕事量を減らす

     

    多少の前後はあるだろうが、基本的には数値順で、工夫の仕方を展開していくように思う。

    Harvard Business Review Review:「超」MBAの思考法 View Comments

    ハーバードビジネスレビューの本は、とても興味があったけど、雑誌として買うには高くて尻ごみしてた。別冊が980円で売ってたのと、思考法の紹介とで、とっつきがよかったので買ってきた。

    が、買ったはいいけど、紹介項目が多すぎて理解においつかない。思考力が10個、創造的思考法が7個、超ロジカル・シンキング講座が5個で、この時点で22個もある。そんでもって茂木健一郎のインタビューにもいくつか思考法が紹介されていたはずなので、実質は22個以上。……。というわけで、覚えきるのが面倒なので、真偽はともかく個人的におおざっぱにまとめることにした。

    続くかどうかわかんないけど、今回は思考力の科学10のレッスンをまとめることにする。まとめ方の方法として、ひとつの話の流れに10の思考法をある側面に関してあてはめる。

    (1)問題の対処方針を決めるには?

    ・クネビン・フレームワーク

    仮に問題が起きそうな状況があるとしよう。それに対して最適な方針は何かを見極めるのが、クネビン・フレームワークである。

    クネビン・フレームワークは、問題の状況を見極めることで、対処の取り方を決める、意思決定手法である。状況は大きくわけて5種類ある。直面する状況を、その因果関係の明確さの度合に基づいて5種類に分類する。明確な方から、単純(SIMPLE)・込み入った(COMPLICATED)・複雑(COMPLEX)・カオス(CHAOTIC)、そして無秩序である。これらの状況に合わせて、分類・分析・探索・行動という対処方法を取る。

    クネビン・フレームワークは、さまざまな状況には、一律的な対応が難しいということを示し、それに対して状況を分析するという前段階も、必要な場合があることを示唆する。

    (2)皆の理解を得るためには?

    ・ウィキッド・プロブレム・ソルビング

    その対処方法が決まったところで、関係者について同じ考えを持たなければ進めることはなかなかに難しい。そこで役立つのが、ウィキッド・プロブレム・ソルビングである。

    この思考法は、記事を見る限り、全員がひとつの統一されたビジョンを共有し、そのビジョンに向けて進むことができるように、コミュニケーション等の対策を設ける、という正攻法な内容に感じる。個人的には、カルロス・ゴーンのやり方が抽象的にまとまった感じに見える。

    (3)対応基本はトライアンドエラー

    ・意図した失敗:システム3の思考技術
    ・テスト・アンド・ラーニング
    ・デザイン・シンキング

    方針が全員と共有できたとして、実際に行動する際には、基本的にはトライアンドエラーを実践する。上記3つの思考力の科学の項目は、基本的には試して分析という方法をとる。

    これら3つの思考法は、適用範囲・見方・ステークホルダー等の要素が異なる。意図した失敗は、実践とそれに対するリターンの資金的トレードオフを考慮せよと説明している。テスト・アンド・ラーニングは、そもそも実践の部分をトライアンドエラーのサイクルの一つとして組み込むべきだと説明している。デザイン・シンキングは、トライアンドエラーの分析対象をやはりこれまた、実践を加味することだと説明している。

    (4)自立的進歩に向けて

    ・学習志向力
    ・競争心の亢進

    トライアンドエラーを行い、問題が解決されたとしよう。その後、会社はどのように進むことを望むべきか? それは、組織全体が(3)のようなトライアンドエラーが自発的に行われることが望ましいと考えられるだろう。これに対する一つの解が、学習志向力と呼ばれるものだ。

    学習志向力のポイントは大きくわけて二つある。

    ・作業定義の権限を委任すること
    ・作業内容の実績を組織で共有すること

    簡単に言えば、社員の自主性に任せてうまくいくやり方を考えてもらい、それを会社全体で実績なり情報なりを共有することで、効果的にめぐらせることである。リッツ・カールトン・ホテルのクレド運用は、この学習志向力を社員に展開した成功例の一つだろう。と勝手に私は思う。

    作業内容の実績を組織で共有することは非常に大切である。これは競争心の亢進を、社内で生み出さないためである。競争心の亢進は、たとえば社内でやる気を引き出そうと、賞を与えたりする制度の際によく起こりうる。賞を取るために、社内での情報共有をあえて阻害しようとする姿勢が生み出されるからだ。競争心の亢進は、本書では交渉や討論、競争入札等の外部に向けて説明されているが、内部の中でも起こりうることであり、会社にとって不利益な状況を起こりうることだろう。

    (5)広がる国際社会に向けて

    ・CQ:多様性に適応する力

    会社の国際化は徐々に広がりを見せつつある。会社の中で外国人を見掛ける頻度は徐々に大きくなりつつある。そこには、多様性に適応する力が必要となるだろう。ここでは、認知・行動・感情の3つの側面から自分にどれくらいのCQ(Cultual Quality)があるのか把握し、伸ばすための方法を考える。

    (6)これら全てを支える考え方とは?

    ・エビデンス思考

    今まで話してきた思考法群は、ある一つの前提とした考え方がある。それは、エビデンス思考だ。エビデンス思考は、起こりえた事実を受け入れ、その事実に基づいて、検討やXXを考えるべきだという考えである。誰かから聞いた内容、ウェブ経由で知った情報、たぶん自分はこうしたであろうという記憶の情報は、曖昧である。それに対して、本当に正しいことかの裏付けをとって、正しいことを証明してから、それらの情報に基づいて検討を行うべきである。なぜなら前提条件が異なるからである。

    似た状況だからといって、今までの経験則ばかりに頼りすぎることは危険だと、エビデンス思考は示唆する。厳密的に同じ状況は一つとして存在しない。

    (7)飛躍した考えをあみ出すには?

    ・メタファー思考

    エビデンス思考は、「事実を確認し、事実をそのまま受け入れる」ことこそが肝であると私は考えている。聞いたつもり、知ってるつもり、やったつもりが積もり積もって、最終的にウィキッド・プロブレム・ソルビングが必要な状況が出来上がってしまうのだ。そういった状況に陥らないためにも、正しい情報を収集していくことが必要なんだ、とエビデンス思考は言っている。現状は仕様よりも優先される。

    エビデンス思考の上に成り立つ解決策自体は、過去の経験エビデンスや経験則の類似や組み合わせから結構生成できる。ここに、それに精通した人の飛躍的アイデアが組み合わさり、すばらしい解
    決策が出てくるかもしれない。

    しかし、そのような飛躍的アイデアを精通した人でなくても生み出さなくてはならない状況になったらどうするのか? そこに登場するのがメタファー思考である。メタファー思考は、まったく異なる状況を相似的に繋げる思考である。ある問題となっている状況を、もうひとつの状況に存在する骨組みを用いて試行錯誤する。

    まとめ

    今回は概要程度のレベルでまとめてみた。自分の要素と、上記のラベルを紐付け程度のまとめなので、いやそれってどうよという部分もあるかもしれない。大幅に異なってたらご指摘願う。

    今、会社に働きかけたいことは、学習志向力の部分だと思う。GTDはその学習志向力を補助するフレームワークを持っていると思うのだけれども、会社にはうまく適用するような基盤システムが私の中では見つかっていない。GTDの概念自体は、こっそりある課題管理システム内に組み合わせることで、名称を知らなくても素地を作るように仕込んできたんだが、浸透には時間はしばらくかかりそう。

    そこらへんは思考の整理に合わせてまた書きたい。

     

    DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー別冊 「超」MBAの思考法
    ハーバード・ビジネス・レビュー 編集部
    ダイヤモンド社 ( 2009-10-02 )

    ロジカルシンキングって何だろう? View Comments

    さっきRSSリーダーで見たら、ロジカルシンキングのセミナー紹介のページを見かけた。会社でやっていたロジカルシンキングのセミナーに、私は行ったことがある。というのも、昔は「キミの言ってることはまるで宇宙語だね」と言われたことがよくあったからだ。最近では、それほど言われることはなくなったが、その後ブログでは宇宙語どころか「論理的だね!」と言われるようになって、ますます不可解に感じてきた。なぜって、自分自身は変わったつもりはないからだ。

    ロジカルシンキングの違和感

    実を言うと、ロジカルシンキングの違和感というか胡散臭さというものは、ロジカルという言葉に表される「論理的な」という表現だ。論理的というものは、数学のように誰もが理解できる絶対的なものだよーん、と言われているような気がしてならない。ここでポイントとなるのは”絶対的”というものである。その考え方は、本当に、誰に対しても有効なんだろうか?

    ロジカルシンキングの違和感は、これができればロジカルなのだ、という共通の基準が見つけられないことも、一因だ。ロジカルシンキングをするためのツールはよく紹介されるのだけれども、どういう風に話したり考えたりすればロジカルだと言えるのかどうかは、やっぱりわからない。

    ロジカルシンキングって、人が納得すればいいんだよね?

    何を満たせば、それはロンジカルシンキングの賜物なんだろうか、と考える。そうしたところ、私の結論は上記の見出しとなる。

    数学も1+1を見れば、大多数が2を連想する。田の歯抜けたもの、と連想するのは少数だ。これと同様に、自分の話した内容から、相手が1+1から2を連想して理解してもらうがために、ロジカルシンキングを用いる。しかし、ロジカルシンキングの目的は理解してもらうためではないだろう。理解し、それについてその人が受け入れる=納得する、といったところまでを実現したいのではなかろうか。

    しかし、納得してもらおうとする相手の種類は様々である。

    ロジカルシンキングも相対的

    というのが、今のところの私のロジカルシンキングの印象だ。ロジカルシンキングの何が対照的、というのかというと、そのロジカルかどうか、という判断基準がである。なぜかといえば、納得してほしい相手が多種多様だからだ。

    例えば、私は説明にいたるまでの道のりを階段のように考えている。ロジカルシンキングは、なだらかな階段やバリアフリーなスロープのような感じで説明する。だから、それを理解する人の比率は高くなる。しかし、その階段の高さというものは、人によって上れる高さが異なるし、また進む手段等(空を使うか陸を使うかとか)によっても進行可能かどうかが異なる。その階段を使える人が少なくなると、宇宙語になるんじゃないのかなー、と思う。

    昔の私から言わせれば、昔の言っていた私のことも、私には納得できる展開だった。ただ、それを理解できる人は、私しかいなかった。道すじがジャングルみたいなものだったからだ。たぶん。

    確かに、私は昔はそういった訓練がたぶん人より少なかった。そう、少なかったのであり、私たちは知らず知らずのうちに、このようなロジカルシンキングのための訓練を行っているのである。

    ロジカルシンキングの基本は「せんせいあのね」

    じゃあ、小さい頃のロジカルシンキングのための訓練って何かな、て思うと「せんせいあのね」あるいは「おかあさんあのね」なんじゃないかなーと思う。子供が先生や母親に向けて、お話をするアレである。最初はこんなことがあったよ、という事象の紹介から始まり、あれしてこうしてこうなった、という時系列の流れを紹介する。更にバージョンアップすると、それに対して自分はどう思ったかの感想をいい、あるいは自分だったらこうする、といったような仮説思考を立てる。

    これらを繰り返し行うことで、パターンなり何なりが形成され、順序だって考えられるようになる。原因と結果も、風が吹いたら桶屋が儲かるのも、演繹法も、たった一つの考えだけで成り立つものだ。それは「これとそれとは関係があるのだ、と信じている」こと。

     

    自分コメント

    • ロジカルという言葉に何かもの言いたかったらしい。

    2009/10/24 第17回GTD勉強会を開催します View Comments

    10月は「青年の主張! GTDライトニングトーク大会」が、テーマです。

    ※ 2009/10/15追記しました。URLつけるの忘れてました。。

    勉強会詳細

    日時:2009/10/24 (土)
    場所:東京/新宿 ルノアール(新宿3丁目ビックスビル店)
    時間:15:00-18:00(3時間)
    定員:20名
    参加費用:場所代+ドリンク代です。人が集まると安くなります。

    mixiurl:http://mixi.jp/view_event.pl?id=47173371&comment_count=0&comm_id=3013597

     

    何度か全員交えての情報共有を行っていて、以前には実際のやり方の紹介をしたことがあります。今回は、範囲を広げてGTDならなんでもありのライトニングトーク(LT)大会です。

    しばりは以下のような感じです。

    時間:5分
    テーマ:GTDならなんでもOK
    ※プロジェクタ準備しています。

    電子資料がなくても、ルノアールに持ち込み可能そうなものであれば、OKです。例えば紙芝居形式だとか。それだったら電子資料にすればいいのか。PCは持っていくので、ノートPCないよ、って場合も一応対応可能ではあります。

    テーマでは「青年の主張!」と銘打っていますが、飾り文句なのであまり気にしないでください。この場を借りて、GTDの熱い思いを語ってください。
    ライトニングトークをしたことをない方も、この機会に是非体験してみてください。1000人スピーカーとかいう大きな大会ではないので、トライアルの場所としてはいいんじゃないかとー。あ、ちなみに私もしますが、今回初めてです!

    ※ ラシトニングトークに参加しなくても問題ないです。

     

    勉強会の進め方

    勉強会の進め方としては、挨拶→LT大会→ワーワー→感想を言い合う、というような流れを想定してます。 いつもは自己紹介を入れていますが、今回は端折ります。

    勉強会前の宿題

    LTをする人は資料と仕込みをお願いします。

    勉強会にもってくるとよいもの

    LTをする人は、資料と仕込みと。

    尚、勉強会後に懇親会という名の飲み会を行っています。都合が合わなくてこっちだけでも参加してみたい、という方でもOKです。

    ではでは、よろしくお願いします。

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