Monthly Archives: 11月 2007

GTDでプロジェクトをこなす具体例(2)

GTDでプロジェクトをこなす具体例(1)で、具体的な作業を書きましたので、今回は各作業について補足解説…というか、補足コメントをします。

GTDのステップに無理くり適用するとするならば

補足コメントの前に、仮に各作業を無理やりにGTDのステップに適用してみます。仮に(仮にですよ)各作業をGTDのステップに適用するならば、以下のような感じかと思います。あまり自信はないです。

収集ステップ

  • 0.上司に説明資料作ってと言われる

処理ステップ

  • 1.d-cubedに、プロジェクトを作成する
  • 3.d-cubedに締め切りを登録する。

整理ステップ・レビューステップ

  • 2.d-cubedに、とりあえずわかるだけのアクションをプロジェクトに列挙する。

実行ステップ

  • 4.登録したアクションの1番目と2番目の「上司にどんなものを作るのか確認する」と「上司とレビュー日(できれば1回目と2回目)を決めておく」を行う
  • 5.登録したアクションを順ぐりにひたすらこなす
  • 6.第1回レビューをする
  • 7.修正する
  • 8.第2回レビューは実施しないので、d-cubedのプロジェクトのアクションから「上司と再レビューを行う」と二つ目の「レビュー分を修正する」を削除するor完了とする

補足コメントでは、どうして上記のようなステップに適用したのかを踏まえて、コメントしていきたいと思います。

各作業の補足コメント

0.上司に説明資料作ってと言われる

この内容が収集ステップの「物」として取り扱われることには、特に違和感はないと思います。

1.d-cubedに、プロジェクトを作成する

収集ステップで収集された「資料作って」は、ほとんど考える時間もなく、すんなりプロジェクトリストに配置されます。それが、この作業。GTDのステップ的には処理ステップにあたります。d-cubedでプロジェクト登録されることで、プロジェクトリストに配置されます。

GTDのワークフローには、一番初めに「これはなんですか?」という質問がありますが、ここは端折っていますというかあんまり考えたことない。今回に限らず、私は「これはなんですか?」というのを意識して行うことはあまりないです。

ちなみに今回のパターンは、収集リストに明示することなく処理ステップされたパターンです。

2.d-cubedに、とりあえずわかるだけのアクションをプロジェクトに列挙する。

GTDのワークフローでは、「物」が「プロジェクト」とみなされたら次のアクションを考える、という風になっています。これが、この作業に相当します。

ワークフロー自体は次のアクションは1個でいいとあるけれども、それはNextActionリストに記述することを想定しているからです。d-cubedでは、プロジェクト配下にActionを設定するので、複数ステップでもわかる分だけ登録していても問題ありません。で、d-cubedでは、SummeryReviewのティダラーなどで、登録されたActionのうち一番上部で配置された未解決のアクションが、コンテキスト毎に表示されます。

また、GTDのワークフローの処理ステップの一番初めにある「これはなんですか?」ですが、仮にしているとするならば、この時点です。

プロジェクトのアクションを洗い出しする際には、『仕事を成し遂げる技術』の「自然に計画するためのモデル」をベースにして考えをめぐらします。

3.d-cubedに締め切りを登録する。

日付の情報は、プロジェクトの情報とは別々に取り扱います。

今回の場合、12月6日は、今回のプロジェクトの〆切り日です。しかしながら、その日自体に何かをする必要はありません。けれども、その日を思い出す必要はあるのだから、それでカレンダーに記述する必要がある。というわけで、プロジェクトのリマインダとして登録します。必要であれば、自分の使っているスケジュール帳にも記述しておくとよいでしょう。

紙のプロジェクトリストならば、プロジェクトリストの項目の右側に〆切りを書いて、なおかつ自分の使っているカレンダーに記述しておく、というような作業がベターです。

でも、12月6日がプロジェクトの締め切りであるという紙を、43Folderの12月6日にセットする、これは多分意味を成さないです。というのも、そもそも12月6日までに作業を完了しなくてはならないのに、12月6日に思い出すようでは遅いからです。もしセットするのであれば、〆切り前の2~3日前の方が望ましいでしょう。

リマインダを設定するのは、その日までにアクションが終わりきるかどうかを考える指標となります。

4.登録したアクションの1番目と2番目の「上司にどんなものを作るのか確認する」と「上司とレビュー日(できれば1回目と2回目)を決めておく」を行う

この作業がプロジェクトの一番初めの作業になっているのは、プロジェクトを定義するのが自分ではなく上司であること、レビューの作業に関与するのが他の人間でしかもかつ時間のリソースが限られた人間であること、という二つの理由からです。

ここのポイントは二つあって、一つは、このプロジェクトのゴール設定を、「上司にどんなものを作るのか確認する」というアクションで決めること。もう一つは「上司とレビュー日(できれば1回目と2回目)を決めておく」で上司に関係する作業をまえもって行うことです。

一つ目のポイントは、プロジェクトの定義について。実は、GTDのワークフローをすると、プロジェクトの定義を一体どこですれば最適なのか、というのがわかりにくいのです。しいていうなら、GTDのワークフローでプロジェクトリストに追加した後に行う、「次のアクションは?」という部分でプロジェクトを定義するのではないかなー、と思います。で、ここで言いたいのは、そのプロジェクトの定義であるベクトル(スタートとエンドと方向性)を決めること自体を、フロー中に行うのではなく、アクションとして別立てしていることです。

二つ目のポイントは、ネックになりそうな部分はまえもって作業を行うということです。今回であれば、上司のレビューに割く時間を確保できるかどうかでした。なので、これをプロジェクトの一番初めに聞いておきます。

プロジェクトで遅延する場合で、どうにもならないのは自分の作業以外の場合です。つまり、作業が他の人のターンであった場合。これについては相手にお願いして無理に行ってもらったりすれば、どうにかなる場合もありますが、確実性があるとはいえませんし、相手にも迷惑がかかります。だから、予め作業を行っておいた方がいいのです。

このような自分の都合で変更しにくいことには、他の人が関与するようなレビュー・ミーティング等、相手が作業を行うようなメールの返信受取・作業依頼・作業確認等、があります。

5.登録したアクションを順ぐりにひたすらこなす

方針は基本的に、「いつも前倒し」です。いついつにこれを実行するという、期日を決めての実行は、しません。前のアクションが終わったら次のアクションができるようになるだけです。

計画通りに終わらなかったといって落ち込むような環境を、無闇に作る必要はありません。目的は、計画通りに作業を行うことではなく、締め切りまでに作業を終わらせることだからです。

6.第1回レビューをする

レビューをします。

7.修正する

資料を修正します。

8.第2回レビューは実施しないので、d-cubedのプロジェクトのアクションから「上司と再レビューを行う」と二つ目の「レビュー分を修正する」を削除するor完了とする

このような、想定していたアクションがなくなってしまうこともよくあることです。その場合は、削除したり、勝手に完了したりして対応します。

9.終了

d-cubedでアーカイブ化をすると、現在稼動中のプロジェクトから消すことができます。

他補足

NextActionにも日付を持たせるようなスケジューリングは必要なのか?

NextActionに日付を持たせることは、不要です。むしろ決めておく必要があるのは、プロジェクト自体の〆切りです。

それに、このプロジェクト以外に並行して動くプロジェクトもありますし、割り込み型のアクションも発生します。それに、アクションをその日その時間にすることが必須というわけではありません。最低限の条件は、プロジェクトの〆切り前に全てのアクションを終わらせることです。可能であるなら、12月5日に全てのアクションを実行しても問題ないのです。

プロジェクトの立てるきわ

  • 1.d-cubedに、プロジェクトを作成する
  • 2.d-cubedに、とりあえずわかるだけのアクションをプロジェクトに列挙する。
  • 3.d-cubedに締め切りを登録する。

この3つの作業は一気に行っています。ここら辺でむにゃむにゃ考えつつアクションの整理まで終わらせます。この時考えているというと、ざっとこんな風です。

・えーっと資料を作るということだけど、そもそもどんな資料を作ったらええんじゃ?
・というか細かいのが必要なんか、それともざっくりでいいのか…
・お客さんに説明するって言ってたけど、絵が多い方がええんかな、としたらパワポか…
・にしてもお客さんてどのお客さんやろ? Tさんやと厳しいんだよね。
・とりあえずわからんので上司に聞いてみるか
・そういや上司見つかんないんだよね。一緒にレビュー日も決めとこ。
・一応何かあった時を考えて2回レビューやることにしとく。
・レビューは、だいたい12月3日と5日でええやろ。これで聞いてみよ。
・そんなにボリュームはないから見出し作ってざっくり書いて、全体まとめるぐらいで回りそうやね。
・じゃあアクションはこんな感じで登録してと、はい終わり

この時の考えのベースになっているのは「自然に計画するためのモデル」です。

最後に

簡単な例でしたが、具体例の説明はこれで終了です。各アクションに時間を設定しないのは、時間が限られてないからこそ問題なく動けると思います。余裕があると、いつでも実行できるとたかをくくってしまいがちです。そういった場合は、反対にアクションを時間にアサインする方がいいかもしれません。

GTDでプロジェクトをこなす具体例(1)

 

締め切りまでにきちんと完了するためには、ネクストアクションにも日付の情報を持たせる必要があると思うのですが、締め切りまでどうやってスケジューリングするのか、ということも、知恵をお聞きしたいです。

works4Life season IV » Blog Archive » 計画の決めること、GTDの約束すること

コメントで、gtd-userさんから上記のようなリクエストがあったので、早速書いてみます。でも先にいっちゃうとスケジューリングの話はしづらい。人の状況によって、やり方に誤差が生じやすいというのもあるんだけど、そもそもの話としてちょっとしづらいんですのよ。。

状況説明

わざわざここまで決めちゃう必要もあるのかな、と思ったんですけど、状況によって異なるので、結構ピンポイントな想定をしておきます。

関係者

私 – プロジェクトのメンバとして働いている。そんなに忙しくはないけど、上司のリクエストはいつもいきなりで困ると密かに思っている。任される仕事は、流れのある仕事の一部みたいなものが多い。

上司 – プロジェクトのチームリーダー。とにかく忙しい。会社にはいるんだけれども、すぐにどっかいったりしたりして上司自体を確保するのが難しい。ミーティングの際は、上司が一番ネック。

仕事の始まり

忙しい上司から、朝やって来た際に言われた話がこうでした。

「今度の12/6に、お客さんのところにいって説明しなきゃいけないことがあって、それ用の資料を作ってほしいんだけど時間ある?」

こうして仕事は湧くのです。

12月6日までの流れ

せっかくなので、d-cubedを使って管理する方法とあわせて書きます。

1.d-cubedに、プロジェクトを作成する

「Create new Project」からプロジェクトを登録する。

  • プロジェクト名 「xxx-20071127-説明資料を作成する」
  • 詳細 – 特になし

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2.d-cubedに、とりあえずわかるだけのアクションをプロジェクトに列挙する。

1で作成したプロジェクト内の「action」ボタンを押下し、アクションを作成する。

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タイトルに、行うアクションを具体的に書いて「done」ボタンを押下し、登録する。

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そうすると、プロジェクトにアクションが追加される。

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1個以上のアクションを登録するには、プロジェクトをeditした方が早い。で、下がedit画面なんだけど、フォーカスされた部分をコピーして、タイトル部分だけ変更すればアクションがざくざく登録できる。アクションの順番を変える時もここのedit部分で十分よい。

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で、わかる範囲でいいからアクションを書く。

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今回の場合は、一応ゴールまでのアクションがだいたい見通しがついたので、完了までのアクションを大体(といってもおおまかな内容なんだけど)出せた状態になっている。私は書く部分で「ざっと書く」と「細かく書く」の二つしかないけど、人によったり内容によったりしてもっとアクションが多くなることもある。

登録したアクションにはコンテクストをできればつけておく。

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もちろん、相当するコンテクストがなければつける。上記のあくしょんだと「@上司」というコンテクストをつけるとよい。

ポイントは二つ。

  1. わかる範囲でいいから予め予想のつくアクションを登録しておく。
  2. プロジェクトはシーケンシャルにアクションをこなすことを想定して時系列順に登録する

3.d-cubedに締め切りを登録する。

d-cubedに登録したプロジェクトの下に「New Reminder」ボタンがあるのでそれを押下する。

image

ボタンの下部に登録フォームが出てくるので、12/6の締め切り項目を登録する。

image

登録すると、アクションの下部に表示される。

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間違ったらeditで修正するよろし。

4.登録したアクションの1番目と2番目の「上司にどんなものを作るのか確認する」と「上司とレビュー日(できれば1回目と2回目)を決めておく」を行う

忙しい上司だから、上司を見かけたら突撃しておく。説明資料なので、聞いておくとしたらこんな感じ。

  • 形状(wordかパワポか)
  • ページ数(簡単な説明なのか、詳細な説明が必]
    ]>

計画の決めること、GTDの約束すること

GTDはわかりにくい概念です。今まで既存の項目からは、全くことなった取り決めごとなので理解しにくいのももっともです。

なので、今回は計画と比較してGTDはどのように異なるのかを考えてみました。

通常の計画

旅行の計画、貯金の計画、私達はいろいろ計画を行います。さてそんな計画たちですが、GTDと比較する前にどんなものなのかちょっと展開してみましょう。

計画のイメージ

計画というといろいろ人によって、こういうものだというイメージが異なります。私の計画というと、以下のようなことをイメージします。

  1. あれやって、これやって、それが終わったらこっちをやって、Aちゃんの仕事が完了したらあっちをお願いする。
  2. 家で大掃除の際に、母は台所を掃除し、息子には網戸の掃除と洗車をお願いし、父親には布団とカーペットの干すのをしてもらって、洗面所と風呂と洗濯物をお願いし、祖母には掃除機をお願いしようと考えている。
  3. (0点のテストを持ちつつ、学校からの帰路)お父さんが丁度帰る頃を見計らって、お母さんに渡す、素直に謝っているとそのうちお母さんの罵声がひとしきり轟き、そしたら丁度お父さんが帰って来て、仲裁に入る、そしたら怒られる時間が短時間で済む! …ハズ。

計画とは、どうやら、自分が実行することであれ、自分以外の誰かが実行することであれ、数歩先のだれかが実行することを考える、これが基本のイメージだと私は考えているようです。

仕事の内容だともっと確実に実現しなくてはいけないため、実現するまでの実行することを考える等、目的までを網羅する必要があるようになります。

計画のための要素

それでは、何が決まったら、それは計画するということになるのでしょうか? 上記の見出しで、イメージを展開したので、ここからまとめて抽象化しました。それが以下の通り。

  • 誰かが何がしかの作業を行うこと(=アクション)
  • 回りの状況の変化

例えば3番目のイメージでは、0点のテストをもって帰って、いかに最小限に怒られるように済ますかについて計画を立てていますが、これについて、どこがどう相当するのか考えてみましょう。

一つ目は、誰かが何がしかの作業を行うこと=アクションです。このうち、「お母さんに渡す」「素直に謝っていると」というのは自分の行うアクションです。

二つ目は、回りの状況の変化についてです。これは「お母さんの罵声がひとしきり轟き」「お父さんが帰って来て、仲裁に入る」がそれにあたります。お母さんもお父さんも、自分の計画した通りに動くかどうかはわかりませんので、それで状況の変化になります。計画は、自分の行動以外にも、周りの状況の変化を当てにする場合もあるのです。

つまり、計画をすると二つの要素が絡み合うことがわかります。計画を立てる側と、それ以外=回りの状況です。物を作る場合においても、A、B、C、という手順を行うにしても、Bの行動を起こす際には、Aの行動が成功しているという暗黙の回りの状況の変化が想定されています。Cの行動を起こす際には、AとBの行動が成功しているという暗黙の回りの状況の変化が想定しています。このように、暗黙の成功の了解がありつつ、計画は成り立っていることがわかりました。

計画が計画通りに行かない時にはどうするのか?

でも、そんなにいろいろな計画をめぐらしても、もちろん計画通りに行かない場合もあります。そもそも計画していたアクションがうまくいかなかった場合と、それから回りの状況の変化に次のアクションが合わない場合があります。このうち、後者の場合について考えてみましょう。

計画のイメージの中の2つ目の例について。このイメージの中では、母親はいろいろと家族の皆に行動してもらうよう計画を立てています。しかしながら肝心の大掃除の日、祖母がぎっくり腰で動けなくなってしまいました。なので、母親は祖母の作業は息子にしてもらうように変えました。これも計画を変えたことの一つです。

仕事で顧客から依頼された作業をやっていた場合、その顧客が、これこれこういう風に変えてほしい、と突然リクエストがあった場合にも計画を見直さなくてはいけなくなるかもしれません。そのリクエストを検討して受け入れるとなると、計画を変える必要があります。

計画はあくまで計画であり、万事うまくいくとは限りません。その場合、状況が変化する毎に、計画は再計画する必要があることがわかります。

計画のまとめ

計画には、目的を遂行するために何がしかのアクションを行うことを想定します。しかしながら計画を実行すると、状況が計画通りには変化するとは限りません。目的を遂行するためには、その状況に合わせて都度計画を変更する必要があります。

しかしながら、状況が変化することをうっかり忘れるパターンも多いのです。これについては、「仕事は楽しいかね」という本にも同じことが書いており、丁度主人公が企業して失敗した理由が、回りが変わるのを見落としていたと指摘されていたように思います。

高速回転で状況が変わる場合の計画の仕方

さて、計画は実行するアクションを考える、状況毎にアクションを考え直すという二つの作業が含まれていることがわかりました。

仕事中の広義の意味でのプロジェクトは状況はゆったりと変化します。だから、プロジェクトでは、週一回のペースで回りの状況を確認し、スケジュールを見直すようにすればよい、とよく言われています。ですが、そんなペースで確認できない場合もあります。

では、状況がゆったりと変化するのではなく、もっと高速に状況が変化する場合=高速回転で状況が変わる場合、仮に計画を立てるとするならば、計画はどのように立てればいいのでしょうか? 高速回転で状況が変わるという場合は、スポーツの試合を考えるとわかりやすいかと思います。ここではイメージを共有しやすいということで、RPGゲームの戦闘シーンについて考えてみたいと思います。

RPGの戦闘シーンのプロセス

RPGの戦闘シーンを例にもってきたのには、イメージを共有しやすいという点もありますが、プロセスがわかりやすいということもあります。RPGの戦闘シーンのプロセスは、大まかには以下のプロセスになります。

  1. 味方のアクションの実行
  2. 敵のアクションの実行
  3. 1に戻る

そして、1の味方のアクションの実行は、通常「味方のターン」と呼ばれ、敵の場合では「敵のターン」と呼ばれます。そしてそれが一巡してまとめて「1ターン」と呼ぶこともあります。ここの場合では、簡単に説明するため、以下のように呼ぶことにします。

  • 1の「味方のアクションの実行」→「味方のターン」
  • 2の「敵のアクションの実行」→「敵のターン」
  • 1,2のアクション→「1ターン」

状況が変化するのは、味方のターンでもそうですし、敵のターンでも変化します。敵味方のヒットポイントが変化したり、攻撃力・防御力が増減したり、敵が増えたり等いろいろな変化があります。ボスキャラになると、受けた攻撃によって、ボスキャラ自身が進化を遂げるという状況の変化すらあります。

戦闘シーンでの想定範囲

さて、ここで質問です。通常の中ボスキャラの戦闘シーンにおいて、味方のアクションを何ターン分想定しますか?

私もRPGが好きなので、RPGもよくプレイしましたが、正直2ターン分考えればいい方です。中ボスキャラの場合は、ザコキャラと異なり長期戦になるし、どんな技を繰り広げるかは数ターン過ぎないとわかりません。だから、敵のターンが終わる毎にヒットポイントの様子を見つつ、攻撃を繰り出すか、防御をあげたり魔法防御をあげたりするのかを考えます。

仕事のプロジェクトのような場合と比べると、高速回転で状況が変化する場合においては、ほんの数手先しか考えてないことがわかります。少なくとも私はそのぐらいしか考えません。

ともかくにも、高速回転で状況が変わる場合と、そうでない場合においては、計画する範囲が随分異なるということを理解して下さい。

GTDと計画

で、最終的にもっていきたかったGTDと計画の関係です。GTDは、日々変化する状況の中で、一体どこまでを把握すればつつがなく生活できるのかを考えたやり方です。そして、自分自身に焦点をあててみると、この日々変化する状況って高速回転で状況が変化する場合と似てるんじゃないの、と思うに至ったのであります。

例えば、9時に会社について、まずは上司からいきなり追加の仕事のリクエスト。しかも最優先というから一番真っ先に作業をし始める。それが終わったら今度は同僚のBさんから、作業の相談。それで30分消化。それが終わったら今度は電話がかかって応対。という風に回りからリクエストがありーの、電話がかかりーの、等々いろいろなことが発生します。電車に乗ってる間に考えた計画なんて、1から全てパアです。

GTDは計画できないんじゃなくて、敢えて計画しない

だったら、そもそも計画なんてやめちまえ。ちょっと先のターンだけ考えて、後はやってくる敵を撃破だ! そんな風に日々を繰り広げようとしているのがGTDなのであり、日々の状況を高速回転で状況が変わると見立てて敢えて計画しないような考え方で成り立っています。しかしながら、高速回転で状況が変わる場合でも、最低限の計画というか方針は成り立っています。ただ、長期戦の計画と比べて、計画している範囲が非常に短くなっているだけなんです。

じゃあ、通常の計画と高速回転用の計画=GTDだとどこが違うのか、というのが気になるところですよね。

GTDが最低限想定するアクションは、各プロジェクトの次のターンだけ

GTDが最低限必要とするのは、次のアクション、この一歩進むステップのみです。次のアクションだけは、現在の状況に依存しているため、実行する可能性も高く、また実行した後の高価も非常に高いのです。

NextActionリストはアクションを実行する時期は約束していない

Davidの提唱するGTDのNextActionリストでは、その作業を行う実行時期は約束しません。現時点で、作業できる範囲はNextActionリストに挙がっているアクションと、Calendarリストにある今日の日付のアクションやイベントに限定されます。

NextActionリストが実行する時期を約束しない点は、理解されにくいことの一つです。GTDが約束するのは、確実に実現できることにのみです。だから、その日にその週に実行できるかできないか、なんてことは決して約束しません。なぜなら、日々は高速回転で状況が変化するからです。その日にその週にその作業をこなせるなんて、とてもじゃないけど約束できません。

とにかく、Calendarリスト以外のリスト、Somedayリスト、Projectリスト、Actionリストにおいて、時間の次元はないものと考えてください。これは、自分自身がリストと取り決めただけに過ぎません。人間の頭と同様、時間の次元はこれらのリストには存在しません。

そこから、今日実施するのか、次の週実施するのかを決めるのかは、GTDならば、レビューステップになることを区別するようにして下さい。

仕事の中でも言うじゃありませんか、できない仕事はできないということが大切だって。自分に対しても、できないことは約束してはダメなのです。

まとめ。通常の計画とGTDの取り決めの範囲

今までの内容のまとめです。最終的にわかりたいことは、通常の計画とGTDの取り決めにはどのように差異があるか、ということです。

計画には、本来3つの手順が存在します。

  1. 目的を実現するための、作業を全て洗い出しする
  2. 作業について、作業する期間を決める
  3. 作業について、作業する人を決める

通常の計画では、時間をかけて考え、この3つを明らかにします。で、仕事の場合はこれがはっきりしておかないと、後からえっらいことになってしまいます。

一方、GTDは、1について次のアクションのみを実行し、2について決めません。3については、ほとんどが自分が行うことなので、ほとんど決めません(GTDのフローチャートに、人に任すという選択肢がありますが、ここでは一旦考慮から外しています)。これをまとめると以下の通りです。

  1. 目的を実現するための、作業を全て次の作業のみ洗い出しする
  2. 作業について、作業する期間を決める
  3. 作業について、作業する人を決める

斜線の部分は実施しない所です。このように、GTDでは、通常の計画より少ない範囲で決め事をしています。

GTDの約束すること

『約束する』という言葉は、GTDを理解するうえで、重要なキーワードとなります。GTDでは、できない約束はしません。GTDの各種リストであっても、できない約束はしていません。通常の計画よりも約束する範囲が少ないのはそのためです。

GTDは

、自分と約束することを非常に大切にしています。まずは、このエントリでは、どの部分においてGTDは約束するのかを理解していただけると嬉しいです。

アクションとプロジェクトという単位

 

GTD の力の大半はタスクの中身にとらわれずにどこまでワークフローを忠実に実践できるかによって生み出されているのだなとあらためて納得しました。そしてタスクを明確にすることは、とりもなおさずアクションを明確にすることでもあるわけです。

だれもが一度はやる? GTD の7つの失敗例 | Lifehacking.jp

タスクの中身にとらわれずにどこまでワークフローを忠実に実践できるとは、どういうことか?

Lifehacking.jpさんの上記のエントリについて、私は大方同意でした。が、一点だけ、んん? と思った部分がありました。丁度太字で強調されていた言葉です。その意図したい内容を正確に読み取ることができなかったのです。

私は、こういった成果のはっきりしない項目については、仕事上ではあまりあたったことがないし、私事ではそこまで余裕もないのでこういう種類のプロジェクトに遭遇したことも少ないです。だからピンと来なかったのかもしれません。

タスクの中身が、プロジェクトの中身を考えたり、アイデアについて試行錯誤をめぐらしたりする内容についても、アクションとして捉え、それについてはワークフローに通して、ネクストアクションリストに落とし込む、という理解でいいのかな? とりあえず私はそんな風に理解しました。

そんな理解を踏まえて、Lifehacking.jpさんの言いたいことを改めて考えなおしました。そして、太字の部分には、二つの意味が含まれてるんじゃないのかなぁと思い直しました。

一つ目は、「タスクの中身にとらわれず」という点。

これは、どんな気がかりなことや、やろうとしているけれども曖昧なこと、やることが明確なことであっても、収集の対象とすることです。

最初の頃は、頭に浮かんだことならなんでも収集しなさいといいつつ、結構フィルタリングされたものしか収集できません。くつの紐をなくしただとか、いつものCDが見つからないだとか、結構見落としがちです。ああしよう、こうしようと現在進行形のことについても、うっかり頭の中でめぐらすばかりで、収集にまで出さないことがあります。

こういったことでもフィルタリングせずに、どんなものであっても、ちゃんと収集しましょう、というのが一つ目の重要なポイントではないかと思います。

二つ目は、「ワークフローを忠実に実践できる」という点。

一つ目の点で、気がかりなことでも曖昧なことでも明確なことでも収集できたとしましょう。次に、それらはワークフローにしたがって、明確にする必要があるということなのだと思います。

Lifehacking.jpさんの所の例で言うと、ああしようかな、こうしようかな、と思った項目については、プロジェクトに明確にならない間に、アクションだったり、プロジェクトだったりに、『とりあえず』リストアップされていながら、実は何をするかがはっきりしていない状態がある、ということだと思っています。
でも、そんな状態はもちろんダメで、悩むなら悩むなりに、どのようにどのぐらいの時間まで悩むのかを決めることが必要だと説明されています。これには私も同意です。

私は、曖昧な時には、プロジェクトのブレイクダウンを行う、というアクションを次のアクションにしてしまいます。プロジェクトを明確にすること自体が、そのプロジェクト内のアクションとなるわけです。このアクションの実際は、テンプレート的な質問に答えることによって、プロジェクトをブレイクダウンするようにします。

似て非なる二つ

この二つの点は、似ているようですが似ていないと私は思っています。前者は、何でも収集の対象としていずれかのリストに収めること、後者はプロジェクトであるならば次に何をするのか決めること、これら二つはいずれもしっくりくるまで時間がかかるかもしれませんが尤もなことだと思います。

このうち、後者に関連することとして、プロジェクトとアクションとタスクについて、私の中での関わり方を説明したいと思います。

アクション、タスク、プロジェクト

Lifehacking.jpさんのエントリに、アクション、タスク、プロジェクトという3つの概念が出てきました。私はこのうち、アクションとプロジェクトの概念だけで、仕事を定義しています。タスクという単語自体はほとんど使いません。

タスクという言葉を使わないのには二つの理由があります。一つは、その概念自体が私の中で非常に曖昧だからです。もう一つは、その言葉自体がうんざりしたイメージを持っているからです。

タスクという単語を使わない理由:自分の中で曖昧

私が、仕事であれ用事であれ、何かをする作業については、全てアクションと見なし、そのアクションが複数あった場合にのみプロジェクトと捉えるようにしています。プログラミングが、突き詰めると実行文と条件文の二つしか種類が存在しないように、作業自体もまた、微分すると、何かを行うというアクションの1種類しかありません。書くというアクション、人にたずねるというアクション、問題がないかどうか見直すというアクション、返事を待つというアクション、これらは全てアクションとして取り扱います。

一方、タスクという言葉は、それらを明確に捉えるには、非常に曖昧です。仕事をタスクで捉えるには、タスクは単位として不正確です。成績を上げる、売上アップ、快適な私生活を送る、これらも全てタスクとも言うことができますが、じゃあそれについて何をすることなの?というととても曖昧です。その言葉からは、どんなことをしたらいいのかはわからないけれども、自分が何か行うことが必要である――タスクにはそれぐらいの情報しかわかりえないのです。これが、私がタスクの概念を使わない「曖昧な」点です。

タスクという単語を使わない理由:感じる義務感

それに、タスクという言葉は、あまりにも義務感があって、とてもつまらない。私が与えたはずの義務ですが、私はそれを拒否したくなるのです。これが、私がタスクの概念を使わない理由の「うんざりしたイメージ」です。

でも、アクションというと、まるで映画の1シーンのような気持ちになるから不思議です。そう考えると、今の私という映画を撮るためのいくつかのシーン(プロジェクト)があり、そのシーンを進めるためにアクションがある。確かに映画を撮るには俳優はアクションを実行するのです。ただ、俳優は私だけだった、ということに過ぎなくなるのです。

これは、簡単に言えば捉え方の違いということになります。ですが、これだけで随分気持ちが変わったのは確かです。

そんなわけで、私の中で作業をする時にはアクション、そしてプロジェクト、この二つの単位を用いて決めてしまいます。

結局は、アクションとプロジェクトでやることを区切っている

曖昧なイメージを持つタスクを排除し、私は何がしかの作業についてはアクションとプロジェクトのみで定義するとお話しました。結局のところ、何がしかの作業を行うには、何がしかの行動が伴います。ただ、今までは、それを明確に捉える単位を持ち合わせていなかったんじゃないかな、と思います。

単位を持ち合わせていないから、仕事がはっきりせず、どこからどこまでがやるべきことなのかも結局はわからない。けれども、具体的な行動をすべてアクションとして定義することで、明確にすべき作業を決めていくことが大切なのだ、というのがGTDの言わんとしていることではないかな、と思っています。

そして、GTDは、その決めた作業の最終微分の単位として、アクションと捉えればわかりやすくなる、と私には言っているように思います。

いずれにせよ、区切ることが大切です。でもどこをどう区切ったら粒度が揃うのか、私達は知らなかっただけなのでは、と思うのです。

イメージを膨らませる

私が捉えている、アクション=単位というのもなかなかしっくりくるイメージではないと思います。ので、そのイメージと同じに思い浮かべたものを以下に表示します。

  • 水のような、一見区切りのないものでも、突き詰めると分子という最小単位に区切ることができる
  • 時間は区切りがないが、単位を決めることによって数量化し、捉えることが可能になる。
  • おばけは単語を伴ってようやく認識が可能になる
  • 羊羹1本は、きり方によって、5切れで1本とも、10切れで1本ともできる
  • 積分
  • 総和
  • 単位を決める
  • 区別する
  • 分ける

d-cubedで始めるGTDのWeeklyReview

 

その週に行った仕事を振り返ることになりますから、当然、詳細な仕事の記録が一元化されて手元にあるのが理想です。

シゴトハック研究所:週次レビューを確実にこなすには?【解決編】 – ITmedia Biz.ID

ITmedia Biz.IDで連載しているシゴトハック研究所は、いつも目を通しています。さて、今回の議題は、週次レビュー=WeeklyReviewでした。

WeeklyReviewは、私にとっても痛いところです。昔はちゃんとできていたものの、ある程度サイクルにのってしまうと、胡坐をかいて簡略式にしか行っていません。

そんな中、シゴトハック研究所では、解決解の一つとして、見返すためのログをまとめておきましょうと言っており、それについてはFemoでやるとよいですよ、と書いていました。ちなみに、ツールはFemo以外にも、オフラインでならChangeLogxtmemoなどが、なんでもログを取る、という部分に特化したツールとして有名です。

シゴトハック研究所では、どちらかというと週次レビュー自体についてではなく、週次レビューを行う前の事前準備について話されていました。でも、見返すのは分かったけれども、他にどういうことをしたらいいの? と疑問に思っている人がいるかもしれません。

そこで、今回は現在使っているd-cubedを例にして、GTDのWeeklyReviewで私が最小限行っている実際のやり方を紹介していきたいと思います。

WeeklyReviewで確認したいこと

WeeklyReviewでやろうとしていることは、言葉にまとめると、以下の3つです。

  1. 先週はこんなことがあったなぁ
  2. 今ってどうなってるんだろう?
  3. 先週がこうで、今がこうなっているなら、来週はこうしよう

これらは結局のところ、以下の言葉に置き換えられます。

  1. 過去の反省
  2. 現在の状況を最新化する
  3. 来週の予定をたてる

この3つをやりさえすればWeeklyReviewはOKだと思っています。私の仕事のWeeklyReviewでは、これにフライデー8さんの内容を加味して、掃除や精算作業を組み込んで1セットとしています。

で、上記3つに当てはまるような作業は次のようなことをやっています。

  1. NextAcionリストを現状に合わせる
  2. Projectリストを最新化する
  3. Projectリストのレビューをする
  4. 遣り残したものがないか確認する
  5. 次の勤務日用のスケジュールを消める

これらについて、d-cubedで実際にどんなことをやっているのかをまとめていきましょう。

NextAcionリストを現状に合わせる

この作業は、2の「現在の状況を最新化する」を具体化した作業の一つです。実際には、アクションの中でもう済んでしまったものがあればそれを完了に変更します。

d-cubedでNextActionのリストを見るには、Reviewの中のProjectReviewが見やすいです。

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ProjectReviewでは、オープンなProjectの全アクションが表示されます。

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そして、これらのアクションのうち、既に終わっているものにはチェックをし、現状とあわせます。

このアクションのリストは、あまりにチェックしている時間がなかったりすると、誤差が生じる場合があります。なので、それをWeeklyReviewでまとめて更新をかけるという寸法です。

Projectリストを最新化する

この作業も、2の「現在の状況を最新化する」を具体化した作業の一つになります。実際には、完了したプロジェクトをプロジェクトリストから外します。

  d-cubedでは、プロジェクトのリストを見るには、ProjectReviewが便利です。

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Projectが完了した、と思われるのは、これ以上アクションがないプロジェクトです。ProjectReviewの中では、一番したに表示されるはずの「Projects with no open actions」に表示されるプロジェクトがそれに当たります。
もちろん、この部分に表示されるものには、本当はアクションがあるんだけれども、まだ登録してないだけ、ということもあります。そんな場合があることも考慮しながら、完了したプロジェクトをアーカイブ化します。

アーカイブをするには、各プロジェクトのTiddlerを表示します。カーソルのあるTiddlerには、右上のようなボタンが表示されます。このうち、「archive」というボタンがあります。このボタンを押すと、アーカイブ化され、プロジェクトリストから表示されなくなります。けれども検索したりすれば、プロジェクトデータを表示することができます。

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Projectリストのレビューをする

この作業は、1の「過去の反省」を具体化したものになります。更に実際には以下のような処理を実施します。

  1. 稼動中のプロジェクトのTiddlerに、進んだか進んでないか等の簡単な感想を記入する。
  2. ProjectのNextActionが用意されているかチェックする。なければ追加する。
  3. NextAction以降、こんなことが行動に入るであろうアクションがあれば、予め登録しておく。

上記のうち、1については「過去の反省」ですが、2と3についてはこれからの作業用として予め記入しておくので、厳密には「過去の反省」には当たりません。3の予めアクションを登録しておくのは、わかる範囲で問題ないです。例えばこれからのアクションが「メールを出す」、というのであれば、その次に「メールの回答を受ける」というアクションがやってくることは多いでしょう。そのメールを受けて自分は何か行動をするのか? 行動する必要があるならば、それを「メ

ールの回答を受ける」のあとに「~をする」というアクションも追加しておきます。

これは丁度、オセロの手を数手先考えるのに似ています。相手の手によって、自分は次にどういう手を打つのかいくつか考えます。これを各プロジェクトにのアクションについても同じように行うのです。

次の勤務日用のスケジュールを決める

これは、3の「来週の予定をたてる」を具体化した作業になります。具体的には、NextActionリストにあるActionのうち、3つを選んで実行する順番を決めます。以上です。

d-cubedでは、NextActionはReviewの中の「ActionReview」を確認するのが便利です。

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ActionReviewには、各プロジェクトに設定したアクションのうち、次に行うActionのみを集めたものになります。

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このアクションの中から、3つだけ選び、実行する順番を決めます。

この時間にこの作業を行う、といったような細かいことは決めません。なぜなら、いつ電話があったり、割り込みの作業が発生したりして、決めても変わってしまうことばかりだからです。だから、最低限行う必要のあるものを3つ決めて、進めるのがベターです。3つ選ぶというのは、「シリアル・ポップな日々」さんところで見かけたMITを取り入れたものです。最近は3つすら選んでない時も多いのですが。。

時間を見積もる、といったようなこともやりません。取り入れない理由はデメリットの方が大きいからです。時間を見積もるために、更に作業レベルに落とし込んだ手順について時間を見積もり、更に実行時に作業時間を計測し、作業後予実を確認します。そしてそれ以降に再利用するためには、同等の作業が発生しなければ再利用できません。つまるところ、手間隙の割りには計測してもその後再利用可能率が極端に低いのです。それで、一時期必死に計測してたんですけど、使い道ねーじゃん、と思って今は計測しない日々です。

まとめ

今はこんな感じでWeeklyReviewを実施しています。上記の作業だけだと、俺はやったぜ!感はなかなか少ないのですが、GTDのリストが回ることは確かです。

GTDのWeeklyReviewでどこから何を手をつけたらいいのかわからない場合は、上記のような作業をまずは行うようにしてはどうでしょうか?

WeeklyReport 2007/11/12

最後のWeeklyReportです。

現在の使用アイテム

現時点での使用アイテムを以下にリストアップします。

  • Inbox – アナログ(Rhodia No.11)・デジタル(EverNote)
  • Action/WaitFor/Projectリスト(会社用) – デジタル(FitzNote d-cubed
  • Action/WaitFor/Projectリスト(家用) – デジタル(EverNote)
  • WeeklyReviewチェック用リスト(会社用) – デジタル(FitzNote d-cubed
  • プロジェクトファイル – デジタル(FitzNote d-cubed)・アナログ(マニラファイル)
  • カレンダー – スケジュール帳(超 整理手帳)
  • References -  デジタル(FitzNote EverNote)・アナログ(マニラファイル)

前回のWeeklyReportから、References系はEverNoteに変更しています。

WeeklyReportは終了します。

長い間ほっぽっていましたWeeklyReportは、このエントリをもってクローズします。理由は、私が週単位でのエントリ運用に耐え切れなかったと、以下の理由からです。

WeeklyReviewをした証明としてのレポートが機能できない

もともと、WeeklyReportは、WeeklyReviewをやった証明として始めたつもりのエントリです。WeeklyReviewが回せないという人をよく見かけたものだから、私ちゃんと回してるよ!と笑顔でGTDのWeeklyReviewの重要性をアピールしたかったのです。が、どうやら同じ狢になってしまいました。

ツールの変遷が見たいと言っていたが、それをブログではあんまり見返せない

WeeklyReportでやりたかったことの一つにツールの変遷を見てみたい、というのがありました。実際、WeeklyReportのカテゴリのみを表示して見返してみたんですけど、なんかうまく表示してざっと見ることができないなーと思ったんですね。で、あまりログとして効果が低いというのがまずやめようと思ったポイントの一点です。

やめようと思ったポイントのもう一つは、ツールの変遷の仕方についてです。ツールが変遷する、といっても、だいたいトリガになるのが仕事環境が変わるくらいの時期しかないことが分かったからです。長いタイムスパンでしかツールは変更ないので、WeeklyReportのような週単位のログとマッチしてないとわかったからです。

そんなわけでWeeklyReportは終了します。短い間ではございましたが、ご愛顧ありがとうございました。

そんなわけで、充分にWeeklyReviewを実施し、それについてのレポートができない以上、オープンしているのは意味がないと思いましたので終わりにいたします。あ、ブログ自体をやめるというわけではありませんのであしからず。

それに、他のブログでいいとこ見つけちゃったしね

で、WeeklyReviewに関するレビューについては、以下のブログがリアルタイムに実施されています。多分私のレビューより、参考になるかと思われます。

仕事や生活の時間、行動を効率的に管理するトレーニング

それ以外のブックマークしたサイトについては、diigoの以下を参照下さい。

http://www.diigo.com/user/nomico/gtd+4-review

7つの習慣、GTD、4HWW、そして7つの習慣へ

Lifehacking.jpさん所で見た4HWWの考え方やGTD、そしてその源流にあたる7つの習慣についてちょっと思いをめぐらしたことをメモしておきます。

はじめに

先に言っておくと、7つの習慣、4HWWについては概要程度しか知っていません。

メモの内容

で、そんな前提のまま、落書きメモを清書したのが以下のような感じ。

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メモした理由

そもそもこのメモを書いたのは、7つの習慣とGTDと4HWWがどうにかまとまらんかな、と思ったからです。

これら3つは、基本的には仕事術という意味では似ているんだけれども、どういう風に関連しているのかは、あまり聞いたことがなかったであります。これだと、自分の中でひもづけがうまくいかなくて、なんとも収まりが悪い。そんなわけで、自分なりにまとめたいなと思って落書きした次第。

で、以降は、説明を簡単にするため、以下のような前提をおきます。

仕事術={7つの習慣、GTD、4HWW}

考察その1 その変遷の大きな要素とその関連性は?

これらの仕事術は、状況が変わったからこそ、それに対応するために新しく出てきたものです。で、どう考えても状況が変わったのは「仕事」です。それがどんな風に変わって、どんな風に作用したのか、以下のように考えました。

仕事の複雑さはより複雑に→GTDの出現

仕事のうち、仕事の種類が複数あること、1度に稼動するGTDの意味においてのプロジェクトが複数存在することの2点において、複雑さを考えます。

仕事の複雑さにおいては、7つの習慣台頭以降、大幅には変わってはいないと思います。むしろ、一度に稼動する仕事が多くなったため、自分にとって何が大切なのかがわからなくなったからこそ、7つの習慣が台頭してきたのではないかと思います。

GTDが表出した2001年については、仕事の複雑さは一層増すばかりです。上記に示した2点のほか、プロジェクトを進めるにあたって行う時間が飛び飛びになることや、プロジェクトのエンドが更に不明瞭になったり、といったようなことが多々出てきていると思います。これらの仕事の変容については、『仕事を成し遂げる技術』において、どうしてGTDが必要になったかの理由にもなって記述しています。

7つの習慣の段階では、自分の抱えているプロジェクトがどれほどのものかを洗い出し、その中において一番重要なものを選ぶぐらいでなんとか凌ぐことができたのではないかと思います。

しかしながら、GTDが出てくる頃には、仕事といっても電話、FAX、メール、PC等のインタフェースが増え、インプットはますます増え、それに合わせて仕事自身も増えました。そんな状況下においては、7つの習慣があっても、それを充分に使役できるような段階ではありません。時間的余裕すら切迫してきたのが、この時代の特徴といってもよいでしょう。そのため、莫大な仕事量に対抗するため、GTDは仕事を整理する方法として進化を遂げました。GTDが数多あるものを分けたり選別したりするやり方に、非常に似ているのはそのためでしょう。

仕事量はより大きく→4HWWで快適な人生に

GTDは、数多ある仕事に対し、真摯に対抗する術を教えてくれました。しかしながら、絶対的に変わらないものがあります。それは、仕事の量です。果たしてこの仕事の量が自分にとって必要なのか、大切なのか、といったことに疑問を投げかけ、更には実際に仕事の量を小さくするように実践したのが、4HWWです。

7つの習慣、GTDは、自分自身の中で変革する方法を採っていますが、4HWWはそうではありません。周りも巻き込み、変革していくという特徴があります。有体に言えば、仕事量を減らすには、自分自身だけでは限度があるということが読み取れるでしょう。

果たして価値観に対する方法は、7つの習慣から進化を遂げたのか?

どの仕事術が一番よいのか、といった優劣の話はよく聞く話題です。私も、この話題については興味があり、自分なりの決着はつけておきたいなと思っています。

結論から言うと、価値観をどう持つのか、という点においては7つの習慣からは、何ら進化は遂げてはいないんじゃないのかな、と思います。

GTDは、上記で説明したとおり、数多ある物を取捨選択し実行することに長けたやり方を提供します。しかしながら、それについて自分がどういう風に気持ちを持てばいいのか、それをどうやってバランスよくやればいいのか、については特には指針を出していません。つまり、GTDは実行家のためのやり方を提供しています。

4HWWについても、どちらかというと仕事量を減らし、自分自身のやりたいことにシフトさせることに、内容がまとまっていました。4HWWの場合は、その価値観自体に合わない人もいるようで、すんなりと皆が皆、了承できるようなやり方ではないようです。そう考えると、「仕事だらけの人生なんて」と思った人が、どうやって自分なりの価値観にあった生活スタイルを組み立てればよいのかの、一つの指針を提供したのが4HWWだ、と考えていいのではないかと思います。つまり、4HWWは、人生を充実したいと考えている思想家と実行家のチーム(つまりはある一人の人間になりますが)に対し、一つの成功案を提供しています。

ここでお気づきになるかと思いますが、GTDと4HWWからは、思想家のためのやり方、つまり自分はどのような心持を持てばいいのか、といったような思想家に対する最良のアプローチは出てきていません。それこそが、7つの習慣ではないのかなーと思います。

7つの習慣だけでなく、あらゆる理念や方針の問題点は、それについて実行するために、ブレイクダウンが必要だということです。しかしながら、それについてどうやって具体的なやり方まで落とし込み、それを実行、予実を検討するような仕組みもありませんでした。その仕組みを提供したものこそがGTDだと、私は思っています。

これら3つのやり方は、一方が一方を凌駕したり抱合したりするものではないのでしょう。思想家のために7つの習慣があり、そして実行家のためGTDがあります。そして、仕事だらけの人生から脱出したいと考えている思想家を持つ実行家のために、4HWWがあるのではないかと思います。

そして7つの習慣へ

とはいっても、結局心持が明確にならないことには、人生という]]
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